ADHD +高IQの息子の基礎学習② その後の経過 小2
以前に書いたタイトル、続編。
息子の基礎学習の現在、を書いてみる。
今、小2の冬。
算数は、目下、かけ算が終わりつつあり、国語は漢字が増えたな、という印象。
生活は、小3から社会と理科に分かれるので、実技、体験的な学習が減り、座学が増えたのかな。
息子、相変わらず、反復学習が嫌い。
二学期、音読、計算カードは、ほぼやらなかった。
親もいけないのだが、やらないことに慣れてしまっている。
気が向くとやる事もあるけれど、月に三分の一もやらない。
話しを聞くと、ちゃんとほぼ毎日やる子、が普通みたいで、うちみたいなのは稀である。
まぁ仕方がない。
泣いて嫌がる彼をのせるのは一苦労で、帰宅後時間がない中、やる気になるまでの30分1時間、に時間を割けるほど、私にも息子にも時間がない。
ご飯、お風呂、他の生活や他の学習優先で、なかなか出来ない。
言い訳だけど、やったら5分なのに、やるまでに30分かかるのが本当にキツイのだ。30分1時間かけてやらせる意味を見出せてない、のが実情。
活字中毒なので、音読は、読めばちゃんと読める。
教科書を読んでくれないので、今している読書、の本を読めば、と言ったら、スラスラと読んでくれた。
時々つっかかり、意味がわからない、この言葉の意味は何だ、などと脱線して調べたりして、これは良い学習になるかも、と思ったり。
それからは、せめて、好きな本の音読を、気が向いたらさせるようにしている。
国語、のネックは漢字ではあった。
二学期、習う漢字も増えた。一年生までと一学期までは、漢字はボロボロ。
でも2年二学期、彼は、なぜか、漢字の小テストで満点を取るようになった。
二学期中に8回あったけど、全部100点。
最終テストも96点で一回で合格。
なんなら、通っている習い事のまとめテストも94点で賞状をもらえた。
理由ははっきりとは、わからない。
まさか、カンニングか⁈とも思わないでもなかったが、家でさりげなく試しても出来たので、違うらしい。
(息子を信じられないひどい親だが、出来ないものが急に出来るようになり、良い想像だけ出来るほど、呑気ではいられないのだ)
家では相変わらず、練習はしていないし、ドリルは面倒がる。
これまでも宿題のドリルだけは、学童で終わらせて来ていたが、これも変わらず。
心当たりがあるとすれば、国語の授業中に、席に座っているようになった事、国語の時間、多少ノートを書いてくるようになった事、だ。
本人に聞いたら、授業で習うんだよ、その後宿題がでるからやる、早くやると沢山遊べるからさ、学校で終わらせて学童でもう一回やる時もあるよ、さすがに2回も3回もやれば覚えるでしょ、と言っていた。
これまでも、授業中、習っていたんだがね、君は全く聞いていなかったんだな、と思ったけど、まぁ、良かった。
他にも、書くのは嫌だけど、見てれば覚えられるから、とも言っていた。覚えられるようになったんだよ、と嬉しそうだった。
確かに、習い事のテストで、どうしても賞状が欲しいから、どうしたらいいか?と相談された。以前、記事にも書いた。
まとめテストで範囲は広い。
息子は、この数の漢字を10回ずつ書いて覚える、なんて到底出来ない。
その時に、見て覚える→一回思い出してみる→出来なかったまた見る→書いてみる、という学習スタイルを会得した。
これだと覚えているかのテストで一回書く、だけでよい。
書いて覚えるのは大変だけど、見て覚えるなら、覚えられるみたい。
そうだった、息子は視覚優位だったな、と思い出し、こういうところかな、と思った。
ともかく、出来る方法が見つかったので、これは良かった。
一方、算数は、というと。
二年生の算数は、かけ算が山。
息子、これが出来ない様子。
毎日の計算カードをやらず、しばらくかけ算の問題は高速で足し算をして、やり過ごしてきたよう。
4×5なら、5+5が2組、というような風にしていたようで、これはこれですごいかもな、とは思ったが、何せ、暗唱の九九より時間がかかる。
かけ算は、先生の前で各段ごとに暗唱テストがある。
周りは二学期中にほぼ合格。
クラスでまだ4人だけ、合格出来てない、と聞いたのは、授業参観の懇談会のとき。
息子に聞いたら、残り3人なんだよ!と言っていたが、3学期でもまだ先生が付き合ってくれているらしい。
冬休み、一緒にやった。
確かにまだまだあやふや。
未だ高速足し算してるなー、と思うところがあり、パッと答えが出ないところもあった。
(高速足し算が早くなっているので、笑えた)
かけ算九九のうた、が一番覚えられるようなので、聴くようにした。
トイレにもポスターを貼ったし、ひらがな付きにして、読む練習をしたり。
覚えた後は、家族間で問題の出しあい。
8の段下り、とか、8の段バラバラ、とか暗唱してみたり、8×5は?と、会話中にパッと聞いたりとか。
多分他のお家ではすでにやっていたんだろうが、息子のやる気がなかったのだ。
クラスでお残りが少なくなって、やっと覚える気になったらしい。
今、なんとか合格しつつあるようだ。
算数は、単純計算をやりたがらないし、かけ算のように闇雲に覚える、という事は嫌いらしい。
決まった事を覚える、のは苦手なのかも。
漢字は、覚え方に工夫が出来るから面白くなってきたらしいが、かけ算は面白くないそうだ。
(漢字は、部首や成り立ちを説明したら食いついたので、学習漫画を与えたら、貪るように読んでいたので、それもよかったのかも。ともかく、理由がないものをただ覚える、のが苦手なのか)
かけ算だけでなく、かさ、も苦手意識はあるらしい。単位換算も、覚えるだけだから、難しいみたい。
かさ、は、それぞれの記号の意味を説明したら、多少出来るようになった模様。
算数、積み重ねだし、計算力は日々の努力の賜物だと思うから、これから先が心配。
ともかくも、反復学習、ドリル学習、は向かないので、あの手この手、工夫する必要があるな、と思っているところ。
意味を見出せない事やただ単純に覚えるのは苦手、理由や原理がわかれば多少よい様子、ら
漢字みたいに、本人なりの学習スタイルを見つけて、納得出来たら、やっと出来るのかも、と思えたのは良かった。
一つ一つ、時間がかかる息子、凹凸に合わせて、ポイントを一緒に探していけたらいいな、と思う。
視覚優位、聴覚優位、と知ったのに、それに紐づける具体的な学習方法を示してやれないのが、私の足りないところ。
親の私も一緒に学習だなぁ。
色々とまた調べて勉強してみたりしようと思う。