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虫編の漢字の意味

『蝶々』は、虫偏に草冠のない
葉っぱの「葉(よう)」という
漢字から成り立っています。

この『枼』という
漢字の意味は何でしょうか?

正解発表です。

『枼』とは、
「薄くて平べったいもの」
という意味があります。

したがって草冠が付くと
「葉」となり、
魚編を付けると
「鰈」となります。
 


蝶と似たものに
「蛾」がいますが、
蛾は、何故、虫偏に「我」と
書きますが
「我」という漢字が
持つ意味は
何でしょうか?




「我」という漢字には、
「ギザギサしている」
「険しい」という意味が
あります。

実は、蛾の触角を
よく見ると、
まるで、のこぎりの刃が
並んでいるような
形状をしています。

従って、
虫偏に「我」という
漢字があてられたという
訳です。

つづいて「蠅」という
漢字の成り立ちです。

以前、『蚊』は
その飛ぶときの音
ブーンという音から
「文」の漢字から
成り立っていると
お伝えしました。


では、何故、「蠅」は
虫編に、「縄」の
右側の漢字の部分が
使われたのでしょうか?



正解は
蝿が手足をこする姿が
「縄」を編んでいる
格好に似ていることから
作られた漢字だそうです。


 
ところで「虫」という
漢字は?
何を表すのでしょうか?

実は「虫」とは元々
「ヘビ」をかたどった
象形文字で、本来は特に
マムシに代表される
毒を持ったヘビを
表したものだそうです。


最後に空に掛かる
虹という漢字は、
虫偏に工場の
「工」という漢字から
なります。

虫は蛇のことを
表し、工にのは
貫くという
意味があり、
虹を空を貫くヘビに
見立てて生まれた
漢字ということです。

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