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ジンジャークッキー

もう年明けをしてしまったけど、昨年のクリスマスは母のリクエストでジンジャークッキーを初めて焼いてみた。

ジンジャーやシナモン、カルダモンの入った体の温まるスパイシーなクッキーで、ヨーロッパではクリスマスの時期に作られる。家族の健康を祈って、病気予防のため、強い香りのスパイスで魔除けにしていたというお話もあるみたい。

スパイスが大好きでその中でもシナモンがブームの私にぴったり。
さらに、クッキーの上にアイシングをしてみたかったので、ジンジャーマンクッキーを作ってみることに。

クッキーのレシピは富澤商店のレシピで作ってみた。アイシングのレシピはパウダー状の乾燥卵白に水を加えて使用していたのだけど、その為に買うのはなんだかもったいないので普通の卵白のレシピで作ることに。

粉砂糖50gに対して卵白は9g。
お砂糖に対して卵白はたったのこれだけ。それでも仕上がった量は大量で乾燥卵白を使用する意味がわかった。

クッキー生地にはスパイスを練り込んで、薄く伸ばして型抜きをする。
型抜きが久しぶりすぎて新鮮だった。
小さい頃に母と作っていたときは、楽しく型抜きをしていたのだけれど
一人で作るようになってからは、なるべく生地を触らなくてもいい冷凍のアイスボックスクッキーしか作らなくなってしまった。

クッキー型を探して棚をゴソゴソしたら、昔からあるハートや星型のもの、フィンランドの親戚にもらったムーミン型のもの、野菜用の型もあってその中にジンジャーマンも混ざっていた。お菓子作りを長年していると自分が何の道具を持っているのか忘れてしまうことがある。貝の形のマドレーヌの型など、可愛いけれど滅多に使わないものも多い。

初めてのアイシングは、ミキサーをかけすぎたらしく硬くなってしまって
絞ってみると、とんがった形のまま固まってしまった。
それでもなんとか、顔や洋服を描いたり、雪の結晶の絵を描いてみたりした。

可愛くて楽しいけれど、数があるとなかなか骨の折れる作業なので
最後の方は首がおかしくなった。

それでもなんとか形になったので、年明けにもまたクッキーを焼いてお年賀として職場で配ってみた。

とりあえず喜んでもらえたみたいで良かった。

自分で食べてみた感想は、アイシングをしたクッキーは当然のことながら甘い。
かわいいけれども甘すぎるので、クッキーは普通がいいと思ってしまう私がいる。
可愛い型たちがまたお蔵入りしてしまうという考えも浮かんだが、アイシング欲を満たせたのでそれでいいということにしよう。

今年はどんな新しいレシピに出会えるかな。




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