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KDP出版をしてみて気付いたこと④
反省点と今後の課題
【フォント】
アップロード前にパブリッシャーで確認をしたとき、游明朝だと淡くて見にくいように感じてBIZ明朝に変更したのだが、出版後にサンプルを確認したところ、くどいと感じた。游明朝で良かったのかもしれない。
ただ、電子書籍の場合、ある程度フォント種類や文字サイズを変更して読めるようだから、あんまり気にしなくてもいいのかもしれないのだろうか。自分に当てはめると、いちいちフォントやらサイズやらを変更して読むのは煩わしいから、最初から適度な見やすさの文字であって欲しいとは思うし……。何が正解か、迷う。悩む。
次回は、游明朝でいってみようと考えている。
【著作権や出版にまつわる法的ルール】
今回、タイトルがタイトルなもので、著作権や商標権に引っ掛かったらいけないと思っていろいろと調べた。
『デブゴン』という商標登録はあったが、更に調べると商標登録された言葉をタイトルの一部や若干、アレンジして使うぐらいなら大丈夫ということだった。詳しいことは、話が長くなるので割愛しますが、ネット検索して地道に探して確認していけばわかります。商標の使用については、調べてみると、案外、勘違いしている人が多い部分もあり、物書きの人は、一度確認してみてもよいかもしれない。
楽曲については、タイトルが本文中に出るぐらいなら大丈夫とのこと。歌詞はまるごと出したらダメ。そりゃそうだ。
歌詞の一節、例えば歌詞の『彼女は生まれたばかりの息子を抱いて《守ってあげたい》と口ずさんだ』なんてぐらいだったら問題がないという。そりゃそうだ。この程度の表現ですら、いちいち関係協会団体組織に申請しなければならないとしたら、書く側――申請する側も、申請される側もたまったもんじゃない。パンクする。互いにそれに費やす時間と労力と、申請を受ける側なら、それを処理する人件費も際限なく膨れ上がるだろう。
ただ、歌詞の一部の使用については、そこからどこまでがOKでOUTか、線引きが曖昧なところがあるように感じた。一言二言程度なら大丈夫らしいが、でも、半分ぐらいとなったらマズい気がする。一体、どのくらいが許容範囲なのか……。
『少女デブゴンへの路』は親父ダジャレ満載の昭和、平成ネタてんこ盛り小説であったため、著作権等について不安になり、いろいろと調べはしたが、まだ曖昧なところが残っている。今後、もう少し勉強しておくべきかもしれないと感じている。
以上