赤い汁 ちゅるりちゅるりと蚊人間
赤い汁とはトマトジュース。略してトマジューと呼んでいる。
アイニージュー(I need you)ではなくて(アイ)トマジュー。欲して止まない。愛おしや。
というわけで、このところほぼ毎日、無塩タイプの赤い汁を飲んでいる。なぜそんなにもトマジューが飲みたいのか。我ながら不思議。決して実は私が吸血鬼で、人血の代用品とし渋々飲んでいるわけではありません。だって、「うまし!」と独りごちながら、うっとりとトマジューしているのであるから。
そう思っていたら、ちょいと棚を整理していて、以前に買った雑誌の付録の季節の薬膳ダイアリーを発見。何気なくパラパラとめくって、偶然、ここのところのトマジュー狂愛の理由がわかった。
《夏は赤い食べ物が良い》とそこにあった。夏がシーズンである赤い食材は、身体の余計な熱を冷ましてくれるのだという。それで、トマトを身体が欲していたのか。納得。
夏の赤い食材と言えば、西瓜もそう。毎年、西瓜は暑さが増してくると、自然に身体が要求する。今年もほぼ毎日食している。去年はあまり食べなかったのだけれど、なぜか去年のはおいしくなかったんだよね。
西瓜はむくみにもいい。自分、典型的虚弱の腎虚だし。西瓜は自分にとって神食。
今年は、この西瓜に加えてトマジューが止まらないのは、本年の殺人的猛暑(酷暑か)には、トマトと西瓜の二頭立てで乗り切れという身体――本能からの司令なんですな。きっと。
《さあ、エブリバディ、今年はトゥゲザーで西瓜&トマジューしようぜ☆》(ルー大柴風に読んでください)
《真っ赤に熟れた おトマトだから 真夏の日にはこれを食べるのよ♪》
(美空ひばりの声で再生してください)