大藤 落羽松 ~撮影旅行よもやま話集~
フェリー泊の翌朝は、日の出前からの早起きです。
夕焼けも朝焼けも、景色としては実は殆ど変わらない、殆ど差が無いのですが、人のイメージでは、結構違うものなのです。
夕方は紅く、朝方は夕方よりも青いイメージらしいです。
夕方の夕焼けは、空が徐々に紅暗くなっていくのに対し、朝方の朝焼けは、空が徐々に明るく青くなってくるからですね。
だから、写真として写すと、夕焼けも朝焼けも、ほぼ同じように写っています。
それなりに違いがあるとすれば、朝の方が気温が低いことと、風が凪いでいることが多いような気がする、でしょうかね。
そんな朝焼けの瀬戸内海を写して、朝食を食べたら、新門司から北九州に上陸です。
最初に訪れたのは『河内藤園』です。
この『河内藤園』の歴史は、創設者の「俺も何か一つ、この世に生きた証を残したい」という夢から始まったのだそうです。
はじまりの木と言われる樹齢120年を越える大藤もあり、丁度ほぼ満開の藤は、美しい花房を風になびかせていました。
この地を開墾した初代から受け継ぐ、深い愛情を注ぎ育てた藤をゆっくりご堪能くださいとのことでしたよ。
そんな、はじまりの木と言われる樹齢120年を越える大藤だろう藤の花を、撮影してきました。
次に訪れたのは『篠栗九大の森』です。
この『篠栗九大の森』は九州大学農学部附属演習林の一つで、農業用ため池「蒲田池」を囲むように遊歩道等が整備されており、日中は無料一般開放されています。
最近は"インスタ映え"するスポットとして一躍有名になりました。
場所は福岡県の篠栗町と久山町の境界線近く、意外と町に近い所にあります。
水辺に落羽松(ラクウショウ)の木が生えている人気の場所は、駐車場にある案内地図の「水辺の森」と書いてある所です。
北口駐車場からなら、徒歩で5分くらいですね。
南口駐車場からなら、徒歩で約20分はかかりそうです。
そんな散策路を歩いて行くと、イメージで言うと『ソユーズロケット』みたいな大きな木が、所狭しと「蒲田池」の中に生えていました。
異世界ファンタジーな世界だったら、弓を持ったエルフかダークエルフが、左岸側から出て来そうな雰囲気です。
落羽松(ラクウショウ)は北アメリカ原産の落葉針葉樹で、別名沼杉(ヌマスギ)と言うらしいですよ。
そんな落羽松が、蒲田池の中に群生する風景も、撮影してきました。