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東平安名崎の海岸 ~撮影旅行よもやま話集~

 宮古島のほぼ北端にある池間大橋を後にすると、東平安名崎(ひがしへんなざき)に向かいます。

 パイナガマビーチに近い宮古島の中心街で自由昼食の休憩となったので、コンビニで買ったサンドイッチを大急ぎで食べて、パイナガマビーチの先端まで急いで行き、海岸の風景写真を写して来ました。

 パイナガマビーチの先にある尖った先端には全く砂浜が無くて、ゴツゴツの岩場海岸でしたよ。

 東平安名崎は、宮古島の東端にあります。

 日の出鑑賞が人気の岩がちな岬で、植物に覆われた舗装された散策路と灯台がある景勝地です。

 崖の上にある細い岬なので、一般的な観光では、崖の上を歩いて灯台まで散策して巡るのだそうですが、急な坂道を降りて保良(ぼら)漁港の辺りの浜、東平安名ビーチまで行けば、海岸の標高0m地点からの写真を写すことが出来ます。

 私が行った時にも、東平安名崎の岬周辺には、大勢の観光客がいましたが、なぜか保良漁港の方面に降りて歩いて行く人は誰もいなくて、東平安名ビーチの辺りを歩いているのは、信じられないことに、私たった一人だけでしたね~ 

 まさか、保良漁港のすぐ横に、サラサラの白い砂浜の東平安名ビーチがあるなんて、誰も考えもしないのでしょう。

 しかしこのビーチはサンゴ礁が発達していて、他の人気ビーチに負けないぐらいに海も海岸線も、凄く綺麗なんですよ。

 ホント不思議ですよね~ これがきっと『隠れた穴場』ってヤツですかね。

 東平安名ビーチの浅瀬に浮かぶ岩が、とても面白い天然ビーチになっていて、誰も来ない静かな海岸で、中々好みの写真が沢山写せましたよ。

 さらに嬉しいことに、それまで空が殆ど雲に覆われていたのに、一時的に青空になったんですから、たまりません、歓喜です。

 何でも、このゴロゴロしている大量の岩の数々は、遥か昔の大津波で、東平安名崎の海岸線に岩が打ち上げられ、そのままここにずっと残っているのだとか・・・

 ネットでぐぐってみたら、1771年(江戸時代中期の明和8年)に起った『明和の大津波』で打ち上ったものだと言われ、『津波岩』と呼ばれています、だって。

 さらに凄いのは、東平安名崎の岬の遊歩道は、海面から標高20mほどの高さなのですが、遊歩道のある高さまで『津波岩』が打ち上っていることに、大変驚かされましたね。

 大きな岩々を簡単に運んでしまう大津波の威力、大自然の驚異ですね~

 結局、東平安名ビーチ辺りの風景写真を写しただけでタイムオーバー、東平安名崎の岬の遊歩道を歩いて東端の平安名埼灯台まで行けずに、バスに乗り込むこととなりました。

 こればかりは仕方がありませんね、来間大橋(くりまおおはし)のウォーキングを今日の予定に追加したため、東平安名崎の滞在時間が少し減ったのですから・・・

 その後は宮古島への到着時間が遅れた都合で前日に歩いて渡れなかった来間大橋に移動し、今度はしっかり歩いて渡りました。

 詳細は3話前の『来間大橋』を読んでね~

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