屋久島に渡る ~撮影旅行よもやま話集~
屋久島に行くには、船か飛行機を利用することとなります。
船の場合は、高速船かフェリー、飛行機の場合は、ターボプロップ機です。
私が屋久島まで渡った方法は、名古屋駅~小倉駅が新幹線のぞみ、小倉駅~鹿児島中央駅が新幹線さくら、鹿児島中央駅~鹿児島本港がバス、鹿児島本港~屋久島宮之浦港が高速船トッピー2だったと記憶しています。
鹿児島本港での待ち時間で、高速船が港に入ってくる様子も撮影してみました。
浮かぶように滑るように高速航行して迫ってくる高速船トッピー2は、中々格好良かったですよ。
愛知県を早朝の出発で、屋久島に上陸出来たのが、確か午後3時30分頃でした。
セントレアから早朝の飛行機に乗っての、中部国際空港~鹿児島空港~屋久島空港まで行くのでは無いので、結構な時間が掛かりましたよ。
屋久島には高速船で渡る訳ですから、運航の最終決定は出港の1時間前、条件付の運航(出港後、急な悪天候の場合引き返す恐れのある条件のもとで出港)の場合もあるのですから、中々大変みたいです。
屋久島に飛行機で渡るのも、船と同様に天候に結構左右されるのでしょうが・・・
屋久島に渡る高速船トッピー2は、ボーイング社が設計した旅客用の水中翼船で、ライセンスを引き継いだ川崎重工業が、川崎ジェットフォイル929-117型として製造したのだそうです。
水中翼船としては全没翼型に属し、翼が全て水中にあるのです。
全長27.4m、乗船できる旅客定員は約260名と、そんなに大きな船ではなかったです。
ガスタービンを動力としたウォータージェット推進で進むのですが、なんと時速約83kmで運行されています。
それこそ艦橋に入ることが出来たならば、「両舷全速、出力最大、フルパワー噴射~」って、やりたくなるところですね~
天候にもよるのでしょうが、とても速い高速船なのに、驚いたことに殆ど揺れなかったので、凄く快適な約2時間の船旅でしたよ。
高速船は運行中、ず~っと大人しくシートベルトを着用して、指定された座席に座っていなければならないことが、自由に船内を歩き回れるフェリーと違う、欠点と言えば欠点なのでしょうかね~
こうして、屋久島の撮影旅行がスタートしました。