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黒部ダム 工事用ルート ~撮影旅行よもやま話集~
人跡未踏の黒部峡谷の奥地。
その美しく雄大な大自然を守るため、地底につくられた多様な電源施設や設備。
当時の人類の英知を結集した、電源開発の軌跡が目の前に迫る。
一般開放されたことによって明かされる、秘境の景観と壮大な歴史が、そこにありました。
そんな秘境のツアーに早速申し込み、宇奈月駅から黒部峡谷鉄道のトロッコ電車に乗って“秘境”と呼ばれる、黒部奥山の雄大な自然と、人類の英知を結集した電源開発の歴史を体験できる、希少性の高いスポットを観てきました。
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昭和初期から活躍してきた非日常の乗り物を乗り継ぎ、驚きに満ちた旅の体験が待っていましたよ。
トロッコ電車を降りてからは、ヘルメットを被って、薄暗いトンネル内を走る『関西電力黒部専用鐡道』の工事用トロッコ電車への乗車や、山の中腹を垂直に貫く巨大な竪坑エレベーターで200mの標高差を一気に昇降したりと、本当に貴重な体験をした訳です。
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黒部峡谷の奥地に位置するこのルートからは、これまで上級登山者しか目にすることができなかった大自然の景観を望むことができるのですよ。
竪坑エレベーターより『欅平上部』を降りた先にある竪坑展望台では、真正面に奥鐘山の全景が広がり、欅平駅からは捉えることのできない白馬鑓ヶ岳も見どころのひとつとなっていました。
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しかし、この日は台風接近中のため、あいにくの空模様で、山々が青空で綺麗に写真撮影出来なかったことが、滅多に来れない場所なので残念でなりませんでしたね。
台風の接近を心配しながら、黒部渓谷での見学を終え、ツアーのバスが無事に名古屋駅前に到着出来たのは良かったのですが、名古屋駅に入ってみると、何ともタイミングが悪かった。
つい先ほどから、台風接近のため全ての路線が『計画運休』となったとのことで、計画運休を告げるインフォメーションが聴こえてくる。
バスの中で聴くラジオのニュースで、何となくイヤな予感はしていたんですよ~
明日は月曜日、仕事がある訳だから、自宅に帰らないで、もう一泊の宿を名古屋駅周辺で探す訳にもいかない。
仕方なく名古屋駅前でタクシーを探して、乗って帰ることに・・・
有料道路の名古屋高速道路が、まだギリギリ閉鎖されていなかったのは、幸運でした。
不思議ですよね~ 最高速度が60kmなのに、名古屋高速道路なんですよ~ 名古屋の方って見栄っ張りなのかな? 首都高速道路だって殆どの区間が最高速度が60kmだから、やはり名古屋有料道路ではなくて、名古屋高速道路じゃないと格好がつかない?
運良くタクシーを見つけて乗車すると、風雨も次第に強まり、某駅前の駐車場に預けてあったコンパクトカーの前でタクシーを降りる頃には、暴風雨警報がそろそろ発令されるのではと思うほどの、強い風と強い土砂降りの雨の状態となっていました。
コンパクトカーに乗り込むだけの、ほんの僅かな時間のことなのに、見事にびしょ濡れです。
予定外のタクシー代出費はかなり痛かったが、それから30分ほど暴風雨の中を運転して、何とか無事に自宅まで戻れたことに、ホッと一安心しましたよ。