下地島 そして帰宅へ ~撮影旅行よもやま話集~
遠浅の佐和田の浜を訪れた後の行先は、伊良部島と隣接していて、本当に短い橋で渡れてしまう下地島となります。
今回の旅行で最後に訪れることとなったのは、まだ訪れていなかった下地島です。
この頃はまだ、下地島空港が発着訓練施設として、散発的に訓練が行われている状況でした。
その後、2019年3月30日に新ターミナルが開業し、定期便が就航したのは、皆さんもご存じかと思います。
下地島空港北側の沖合には、佐和田の浜を囲むように、長さ20kmに渡り、環礁が広がっています。
「ランウエイ17END」(ワンセブンエンド)と通称される、滑走路17の進入端は絶景で知られており、タッチアンドゴー訓練の航空機撮影の名所でもありました。
だから当時は、滑走路沿いの空港周回通路道路には、多くの車両が乗り入れていました。
しかし、定期便の就航を前に、保安管理に万全を期すため、残念ながら、車両通行止めとなりました。
ただし、徒歩での通行であれば、今でも可能らしいです。
そんな下地島飛行場の滑走路周囲にある海岸線をぐるっと巡って、通り池と言う下地島北西部の海岸近くにある大小2つの円形の池に行きました。
池は地下でつながっており、さらに海側の池は洞穴で、海とも通じているのだそうです。
海岸にあった鍾乳洞が、波によって侵食されて大きくなり、天井が部分的に崩落して、形成された陥没ドリーネ(擂鉢穴・落込穴)に、海水が浸入した池となったのだとか。
一の池と呼ばれる海側(南側)の池が直径75メートル、水深45メートル、二の池と呼ばれる陸側(北側)の池が直径55メートル、水深25メートルと、以外と深い池でしたね。
遊歩道となっている木道を、通り池を観てさらに進むと、行き止まりでした。
かつては、この先も木道があったみたいですが、木道が破損した後に修理をしていないようで、ゴツゴツとした岩が観えて、遠くに海がチラリと観えます。
でも何だか、中途半端に木道が終わってしまい、不完全燃焼のチョット残念な気分でしたね~
通り池の辺りを散策していると、訓練の飛行機が飛んで来ましたが、流石に写真までは写せませんでした。
エンジン音は聴こえていましたが、いきなり飛行機が現れるのだからムリです、全く対応できませんでしたよ。
下地島を観た後は、帰りの飛行機に間に合うように、宮古空港に向かいます。
宮古空港では、搭乗手続きまでに、ほんの少しだけ時間の余裕があったので、展望デッキで飛び立つ飛行機を写して、時間を潰しました。
追伸
宮古島のコンビニ(ファミマ)で、ソーキそばのカップ麵『沖縄限定と書いてあった』を売っていたので、お土産に買って帰りました。
家に帰ってからジッとカップの表示を観たら、製造場所の住所が何と『愛知県知多郡』でしたよ。
売っているのは沖縄だけかもしれないけれど、名前だけの沖縄限定・・・何と言うか、お土産の概念が崩れ去る思いでしたね。