部活動を民間に委ねる部活動改革が本格スタートして4月で1年。現状と課題について、最近の記事を追ってみた。
実際のところはまだまだこれからというのが現状のようだ。一方で地域によっては問題を抱えつつも前向きに取り組む事例も出てきている。岡山県赤磐市は地元の様々な指導者に協力を得た事例。近隣の岡山市ではJ2のクラブチームと連携した事例も。
以下は、3/24の読売新聞の記事だが、事例を含め、問題点も深堀りされ示唆に富んだ内容だった。
順調に進んでいる地域でも、費用面では地域の理解を得るのに、苦労しているようだ。いろいろな記事を読んでいると、部活動の地域移行における課題は「人材」「財源」の2つに大別される。先の記事でも以下のような指摘がある。
ちなみに「財源」に関しては以下の記事で、地域移行での金額負担に関して「約6割の人が”3000円以下”の負担ならいいという回答結果」と紹介し、その他にも「補助金に頼らない、新しい仕組み」を提示している。
財源が確保できれば、人材の問題だが、そこはICT活用も一役買いそうだ。以下はマッチングシステムの事例。
その他にも、ICTを利用した遠隔指導や、部活動運営(スケジュール管理・徴収金管理)などの事例もでてきた。部活動による貴重な経験を途切らせることなく、一方で学校側の負担を少しでも減らせるような提案ができたら、と思う。