面倒くさいを楽しんでいる
今年は花粉がいっぱい過ぎる
花粉症でない私も
喉をチクッと刺すような痛みを
時折、味わってるので
花粉症である息子は
さぞかし大変だろうなぁ
頑張っている姿に感動している母である
さて、愛する我が子と
生活を共にするようになって20年
とても手のかかる娘さんと
甘えん坊の息子さん
私のココロは
ふたりに釘づけで
いつも焦りと不安が主だった
いつの間にかせっかちになり
いつの間にか
いつも次の手順を考え
いつの間にか
事がスムーズに運べるかを思案し続け
その結果
疲れ果てるの生活になっていた
渦中にいると
そこにも気づけないでいた
「面倒くさい」という思考など
どこかへ置き忘れていたみたいに
娘も成人し
福祉事業所を利用しながら
自分に合ったお仕事を探し中
小中学校へ行くことを選ばなかった息子も
高校生活を楽しんでいる
人生初の修学旅行にも
チャレンジした！
4泊5日の修学旅行から昨日帰宅した息子は
「なぁんにも変わってなかろ？」と
私に尋ねてきた
見た目は変わってないけど
彼の中には
たくさんの宝物が溢れている
飛行機に乗る手筈
知らない土地での探求
他人との共同生活
見たこと味わったことのない
無数の経験を
この4泊5日で濃く濃く味えたのだから
新宿御苑(息子撮影)
高2なのに渋い選択をする息子
話はそれてしまったが
子供達がすくすくと成長してくれたおかげで
いま、わたしは
「面倒くさい」を味わえてる
頭の片隅にずっとありながらも
「面倒くさい」と思ってはいけない！と
頑なに拒んできた感情
「面倒くさいなぁ」と言葉にしなくとも
心で思える余裕が生まれた
いま、いちばんの「面倒くさいなぁ」は
夕食後の食器運びと片付けである
仕事着を帰宅後、洗濯するから
干すのも面倒くさいなぁ
でも、なんだが
人間ぽくって
クスッと笑える
わたし達はロボットじゃない
「面倒くさいなぁ」って思いながらも
やり遂げる私を褒めることが日課
大袈裟に頭を撫でながら
褒めて楽しんでいる
いくつになっても
楽しめることは日常に溢れている