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【意外と多い!】水害の被害額
連日暑い日が続いていますね。一方で東北では台風が上陸して大雨の被害も出ています。
自然災害はいつでも油断できませんね。
最近は毎年のように水害も発生しています。その被害額はどのくらいなのでしょうか?
今回は、投資から少し離れて「水害」について触れていきます。
被害額が大きいのは…
日本は『地震大国』とも呼ばれるほど世界的に見ても地震が多い国であることは、みなさんもご存知かと思います。
また、夏から秋にかけては台風や局地的な豪雨も発生するため、水害も発生します。
では、さまざまな災害の中で被害額が大きいのは何なのでしょう?
中小企業庁が発表している資料によれば、発生件数は「台風」が57.1%と最も多く、次いで「地震」、「洪水」が多いそうです。
被害額に関しては、一たび発生すれば広域に甚大な被害をもたらす「地震」が8割超を占めており、次いで「台風」、「洪水」の順となっています。
やはり件数では台風の方が多いものの、被害額では地震の方が大きくなる傾向にあるようです。
水害の被害額はどのくらいなのか?
では、地震よりも身近な災害である水害は、経済的にどれくらいの被害をもたらすのでしょうか?
国土交通省が公表している過去10年間(2013年~2022年)の水害被害額を参考に、ソニー損害保険株式会社が発表した資料によれば、全国の過去10年間の水害被害額を合計すると、その額は約7.2兆円にのぼるそうです!
ちなみに2018年が約1.4兆円、2019年が約2.1兆円と、この2年間だけで過去10年間の水害被害額の約半分(49.1%)を占めていました。
これらの年は大規模な水害が発生しており、とくに2018年は「平成30年7月豪雨」が発生した影響が大きく出ています。
この「平成30年7月豪雨」は、平成30年6月26日から7月9日に発生した梅雨前線豪雨および台風第7号による集中的な大雨を指します。
当時全国の多くの観測地点で降水量の値が観測史上第1位となり、広い範囲における長時間の記録的な大雨となりました。
2018年の水害被害額は約1.4兆円ですが、「平成30年7月豪雨」の被害額だけで約1.2兆円となり、そのほとんどを占めているのです!
また、翌年の2019年の全国の水害被害額は約2兆1,800億円となり、津波以外の水害被害額の合計が統計開始以来最大となった年です。
とくに「令和元年東日本台風」による被害額は約1兆 8,800 億円となり、こちらも統計開始以来最大の被害額となっていたようです。
いかがでしたか?今回は、私たちにとって身近な災害である『水害』の被害額について見てきました。
想像以上の金額でしたね。
地球温暖化の影響で近年では水害の規模も大きくなってきています。
日頃から居住地域のハザードマップを確認したり、災害時用のサバイバルセットを用意したり備えをしておきたいですね。