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お茶出し文化もアップデートすべき?
「えーそんなに怒らんでも」
令和の時代にも存在している
日本のおもてなし文化
「お茶出し」
コロナ禍を経てもなお
私が勤めている会社では、
今も変わらず来客されたお客様に、お茶出しをしている
ある日、このお茶出しで事件が起きた
来客対応を終えて戻ってきた上司が、
お茶出しをした同僚に対して、
「お茶出しの順番がなってない」
と突然、同僚に対して怒っていたのだ
何度もお茶出しをしている同僚
ある意味ベテラン社員
この中に、怒られる要素は一体、どこにあったの?
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ここで一旦、お茶出しマナーのおさらい
※下記の文面は、時短のため、AIに文章作成をしてもらいました
文面もここだけ変わりますので、ご容赦ください
お茶出しの基本的な順番
上座から下座へ: お茶は、来客者の役職が高い人から順番に出します。具体的には、部屋の入口から最も遠い席(上座)に座っているお客様から始め、次にその隣の上座の方へ、最後に入口に近い席(下座)の方にお茶を出します。
自社の社員は最後: 来客者全員にお茶を出した後、自社の社員にお茶を出すのがマナーです。
お茶を出す際の注意点
席次の確認: 事前に席次を確認しておくことが重要です。特に、会議室や応接室の配置によっては、上座と下座の位置が異なる場合があります。
右後方から出す: お茶を出す際は、相手の右後方から差し出すのが基本です。これは、日本人の多くが右利きであるため、相手が動いた際にぶつかるリスクを減らすためです。
茶托と湯呑みは別々に運ぶ: お茶を運ぶ際には、湯呑みと茶托を別々に持ち運ぶことがマナーです。これにより、移動中にお茶がこぼれるリスクを減らすことができます。
以上が、AIに書いてもらった内容
図にまとめると下記の通りとなる
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この中で一番困るケースは、
座る順番が基本とは違う、上座・下座の位置が変わってしまうケース
担当者じゃない以上、
お客様が複数人来た場合、誰が一番、役職の高い方なのか分からない
この問題、本当によくある
であれば、
奥の席の一番奥の人から順番にお茶出しをする!
と認識していたのが…
問題のお茶の席次順
実際の真相はこうだった
お客様は複数人来社
弊社も複数人で来客対応をし、
両者ともに一番エライ方が、真ん中に着席したのだ
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すると、お茶出しの基本形の順番が変わる
同僚も、だれが一番エライ方なのか分からなかった
こんな時は、
困った時は一番奥からお茶を出す!
のルールにしたがってお茶を出した
しかし、お客様のことを知っている上司にとっては、
大きなマナー違反
これがもう、大切なお客様だったから
余計に許せなかったらしい
その日は色々な会議で話題に出し、
「みんな気をつけるように」
とお茶出しの順番に関して注意喚起していた
お茶出しした同僚、落ちこんでいたよ
その後、
女性社員の私たちは
「怒るならお茶出し文化やめて、ペットボトルで良いんじゃない?」
「不幸な人を出さないためにも、改善するべきだ」
という話題で盛り上がった
本当にそう思う
大企業では、
ミネラルウォーターを入り口に置いておいて、
「必要な方は持って行ってくださいね!」
と簡略化している企業もあるんだとか
お茶出しのために、
作業の手を止めて、お茶を淹れているこの業務
しっかりと人件コストがかかっている
人手不足の今、お茶出しも負担の少ない形にバージョンアップして欲しい
心から思った
結局、
弊社では再度お茶出しのルールが周知され
人数が多い時はこの順番で!
とおふれが出た
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まだしばらく「お茶出し文化」は続く…
ここからは、業務改善の視点!で、
お茶出しを考えてみました
①お茶出しルール周知していたの?問題
仕事にあたって重要なのは「標準化」
だれもが同じ基準で仕事をし、
一定のクオリティのサービスを提供する
これは仕事において基本だと思う
このお茶出しのルールについて考えると
まず、マニュアルがない
さらに、中途で入社した私は、
一切、お茶出しルールについて教えてもらっていない
お茶出しはビジネスマナーだから
といってしまえばそれまでだが、
順番について指導をするのであれば、
お茶出しについてきちんと教育をするべきでは?
マナーって本当に人それぞれ
だからこそ、個人の知識や常識に頼るのは
リスキーだと思う
私は、この辺りの背景も知っているからこそ、
上司が怒っている姿には、
違和感しか感じなかった
不幸な人を出さないためにも
『○○をしてほしい』と
会社が求めるのであるならば、
きちんと教育・ルールを指導してほしい
②そもそも本当に必要なの?
上記の記事でもふれているが、
お茶出しのために、
業務の時間を割いて対応しているので
人件コストがかかっている
コロナ禍では、
感染症対策のために、
ペットボトルでの提供が普及
今も継続して
ペットボトル提供している会社もあると聞く
弊社では人員が数年前と比べて減っている
お茶出しの時間さえ割けなくなる日が
来るかもしれない
そうなると今のお茶出し文化は
やめざるを得ない
「おもてなし」なのか「人件コスト」か
お茶出しにも、改善点があるなと
この事件を機に改めて考えさせられた