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推しになったわたし。
この春、高3になった。進学したい。
「自分がやりたいこと」と「社会の需要」を天秤にかける。
需要がある方が将来生きていくのに困らないだろう。
とか言いながら、
やりたい事が勉強できる学部を探してしまう。
一方で社会的需要が高い仕事に就ける学部も探す。
迷う。
そんな私に母が言う。
「とりあえず説明会行って雰囲気見てみようよ!一緒に行っていい?」……私より楽しそうだ。
何からしていいか迷う私にはありがい母親だ。
実際に行ってみたら、迷う自分が少し前に進むかもしれない。
いくつか実際に行って、見て、感じて、話を聞いた。
なんか違う。また不安になる。
でも、はっきりした。
需要がある仕事に就くための勉強をするのではなく、自分が勉強したいことがある進路に進みたい。
でも自分の行きたい進路先がなかなか見つからない。
調べた。めちゃくちゃ調べた。
でも見つからない。どうしよう。
そしたら、母が言った。
「3年間勉強頑張ったんだから、学校の推薦枠も視野に入れてみたら?」
いや、無理だろ…。
「やってもいないのに無理って言わない!そういうの言葉に出すとそれが現実になっちゃうよ。やるだけやってみよう!」…不安な私をよそに、母が立て続けに言った。
「そうだ、本屋に行こう。小論文の書き方の本、買いに行こうよ!」…私より目がキラキラしてるではないか。
小論文の本?
まだ推薦取れるかどうかも決まってないのに⁈
とか言いながら、母より真剣に本を選ぶ。
だって主役は私だから!
無理じゃなかった。
やりたい事が勉強できる大学が見つかった。
私は来週指定校推薦で大学の面接に行く。
魂込めた小論文を持って。
また来週の面接に不安になっている私に
「夢を実現できるなんて、すごいね。娘じゃなくて、もう私の推しだわ!尊敬するわぁ」と母が嬉しそうに言う。
いや、まだ合格してないし。
でも、全力で私の夢実現を応援してくれる人には感謝しようと思う。
そして迷ったり不安になっても、できることから動こうと決めた。
何回も大学に行ったから、面接官知ってる人だったりして。
#私の作品紹介
友達に「ふと舞い降りたらまた書いてみて」と応援されて、ふと舞い降りたから書いてみたお話。
#高校生へ
#思春期の子を持つパパとママへ