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連載「ラグビーに学ぶチームマネジメント」キックオフ!

2023年9月にラグビーワールドカップが開催されるのを機に、皆さんと一緒にラグビーからチームマネジメントについて学んでみたいと思います。
学生時代に日本一になるくらいラグビーに取り組んだ経験は、Andyコーチの今にかなり繋がっているので、自分自身の経験も含めご共有できればと思います。
いままでラグビーの試合を観てこなかった方も、「ちょっと1試合観てみようかな」と興味を持って下さったら嬉しいです。


ラグビー、どんなイメージ持ってますか?

One Team?五郎丸ポーズ?ドラマ?男くさい?(笑)
あなたはラグビーにどんなイメージを持っていますか?

2015年ワールドカップで、強豪南アフリカに対してのジャイアントキリング、One Team、五郎丸ポーズで日本でも注目されたラグビー。2019年のワールドカップは日本で開催され、初のベスト8に輝きました。

ラグビーが取り上げられたドラマを観た方もいらっしゃるかもしれませんね。
懐かしの「スクールウォーズ」も、「ノーサイドゲーム」も大ヒットでしたね!
Andyコーチは「ノーサイドゲーム」、涙せずには観れませんでした。(米津玄師の曲のタイミング、ずるい)

https://www.tbs.co.jp/tbs-ch/genre/drama/

Twitterでアンケートをとってみたところ、ラグビー好きは44%ほど。2015年・2019年のワールドカップのおかげもあってか認知は約75%と思ってたより高かったです!

今回の連載を通じて、特にマネジメントに携わっている方に、
「ラグビーと言えばチームマネジメント」
と想起してもらえるようになったら嬉しいなと思っています!

2023年9月にラグビーワールドカップ開催!

4年に1度のラグビーワールドカップ。2023年9月8日にフランスで開催されます。
日本の試合は9月10日(日)から始まりますので、一緒に応援しましょう!

https://www.rugbyworldcup.com/2023/matches

「いやールール知らないし・・・」と思ったあなたへ。2分弱で簡単にラグビーのルールを知れる動画を共有いたします!
醍醐味などは連載の中でご紹介できればと思います。

なぜラグビーからチームマネジメントを学ぶのか

「ラグビー チームマネジメント」とGoogle先生に聞いてみると、なんと100万件オーバーの検索結果が出てきます。
出てくる検索結果には、「ラグビー」×「組織作り」「リーダーシップ」「経営」などをキーワードとした記事などがたくさん出てきます。

なぜこのようにラグビーはビジネスのチーミング面で注目されているのか。

それは、ラグビーというスポーツの特性にあるとAndyコーチは考えます。
その特性として3つ紹介します。

ラグビーの特性①誰にでも向いたポジションがある

サッカーのフィールドとほぼ同じサイズの大きなフィールドで、手と脚も使ってよいし、(危険すぎない程度の)タックルもOK。ボールの形は完全な球体じゃないので、地面に落ちたときどこに跳ね返るかわからない

そんな手段と可能性がたくさんある「ボール運び戦略ゲーム」であるラグビーは、10のポジションがあり15人でプレイします。
ポジションが異なるということは、もちろんそれぞれ役割が異なります。
10の役割があるんですね。

走るのが得意な人もいれば、相手にタックルできるような強靭に肉体を持った人もいれば、蹴るのが上手な人も様々です。
だからこそ、こういう特性がないとラグビーができないという訳ではなく、誰にでも向いたポジションがあります。

こちらも1分半でラグビーのポジションについて知れる動画です!ぜひご覧ください!
ちなみにAndyコーチは、「チームいちの巨人」と動画内で称されている「ロック」というポジションでした!(Andyコーチは実は身長185センチあります(笑))

ラグビーの特性②全員が強みを発揮し役割を果たさないと結果は得られない

15人で10の役割を果たしていく。
つまり、1つの役割には1~2人しかいないので、
誰か1人が力を発揮しなかったら負けるスポーツなんです。

走るのが得意なスター選手が1人だけいたとしても、広大なフィールドで15人の相手が一人目掛けて妨害してきたら、ほとんど得点に至らないと思います。

だからこそ、走りを妨害しようとしている相手選手を、他の味方選手が妨害するといったことが必要になります。
得点を取るのは、その走った選手かもしれませんが、全員の強みが発揮され役割が果たされたからこそ得られる得点なんです。


2つの特性について詳しくまた連載の中で触れていければと思いますが、
このように「適材適所でそれぞれの強みをフルに発揮して全員で成果を得る」という要素があるラグビーだからこそ、組織作りやチームマネジメントにおいて注目されているのだと思います。

もちろんどのチームスポーツも同じだと思いますが、ラグビーはより要素が色濃く出てると考えています。

近年は、早稲田大学を監督として日本一に導き日本ラグビー界に貢献している中竹竜二さんが多くの書籍を出されていたり記事に出ていたりしているので、よりビジネス界におけるラグビー熱は増しています。
Andyコーチが一気読みして、内容が良すぎてチームメンバーにも読んでもらった『ウィニングカルチャー』
ぜひマネジャーをされている方にはお読みいただきたい一冊です。

Andyコーチ、実は学生時代にラグビーで全国優勝している話

ここまで熱めにラグビーについて語らせていただきました。
この背景には、冒頭にも触れた通り、Andyコーチ自身が学生時代にラグビーを毎日して日本一にまでなった経験があります。

中学ではバスケ部だったのにラグビー?

中学までバスケ少年だったAndyコーチ。高専に入学して「やっぱり部活はバスケかなー」と思っていたところ、体育の先生に「ラグビーの練習を見に来ないか」と誘われました。
その先生こそ、ラグビー部の顧問としてチームを強くしていた先生でした。

体験をする中で、誰にでも合うポジションがあることの魅力と、ほぼ全員初心者から日本一を目指せるというワクワク
そして・・・

「グランドで待ってるよ」

その漫画のような一言がとどめとなり、気づけば入学当初は想像もしていなかったラグビー部に入部していました。
雨に降られて汚れる屋外スポーツは嫌だなーと思ってたのに、気が付けばどろんこでした(笑)

毎日の練習と勉強辛すぎ・・・それでも続けられた理由

ラグビー部は平日放課後に3時間、土日は半日練習か終日練習かで毎日練習。タックルされてズタボロな身体
でも、通っていた学校は学習と実習を通じて将来の技術者を養成する要素が強かったため、テストは60~70点が赤点ラインで、内容もかなりレベルが高いもので、毎日しっかり勉強していないとついていけません。
親元を離れての寮生活だったので、生活に必要な身の回りのこともこなしていかないといけませんでした。寮では食事が提供されていましたが、3食では足りず夜食はほぼ毎日食べてました。

練習も勉強も正直辛すぎて、ドロップアウトする人も少なくありませんでした。

それでも耐えられたのは、やはり一緒に頑張っている仲間がいたからだと心から思います。
この経験も、連載の中で触れていきます。

試合前に涙?全国大会決勝で溢れる想い

2019年のワールドカップで、ベスト4進出をかけた強豪南アフリカとの一戦で、試合前の国歌斉唱の時に早くも涙していた流(ながれ)選手が話題になりました。

もちろん、Andyコーチは日本代表ではないので、「気持ちわかる」と言うのは少しおこがましいですが、近しい経験をしています。

全国大会の決勝。試合開始前の円陣はなぜか自然とシーンとなります。その時、涙する選手もいました。
みんな今までの苦しく辛かった練習を思い出したり、「このためにやってきた」という燃えるような想いを溢れさせたりと、それぞれが自分を奮い立たせ試合に臨みました

もちろん勝てば嬉し涙、負ければ悔し涙と試合の後も涙を流すことになるのですが、あんなに心を震わせ「感動」した経験はありません

連載マガジン「ラグビーに学ぶチームマネジメント」の予定

このように本気でラグビーに取り組んだからこそ、ラグビーから学んだこと、そしてAndyコーチがマネジャーとしてチーミングに活かせていることがたくさんあります

その一部を連載として皆さんにこれからお届けしていきますので、ぜひご覧いただき学ぶと同時に、ラグビーワールドカップが楽しみにしていただけるといち経験者として嬉しいです。

連載で扱う予定の要素はこちらです。

  • 組織の強さを作るもの

  • 強みを磨く

  • 多様性

  • リーダーシップ

  • 役割を果たす

  • 目的と目標の違い

  • 集団と組織の違い

  • 尊敬と信頼

ぜひお楽しみに!

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