マネジャーにこそ贈りたい「初心忘れるべからず」
マネジャーにこそ贈りたい言葉
マネジャーという立場は、チームや組織を導く重要な役割です。
Andyコーチは、マネジャーのマネジメント能力の向上が会社・メンバーの成長につながり幸せな人を増やすと信じているので、これまでマネジャーとして必要なスキルやコミュニケーションについて発信してきました。
ある意味権限を持つ立場であるため、自然と責任が重くなりプレッシャーも大きくなる一方で、マネジャーのポジションにいることで「自分は社会人としてできている」と勘違いしてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
「自分は認められた存在だから、多少のことは許される」と思い込んだり、自分自身の行動を振り返ることを忘れてしまう方もいることでしょう。
ただ、メンバーの立場になってみてください。
どんなに仕事ができても賢いマネジャーでも、自分はできていないことをメンバーに指摘していたり、社会人としての基礎がおそろかになっていたら、正直ついていきたくないですよね。
気づいたらメンバーや周囲の信頼を損なったり、人として尊敬されなくならないよう、全マネジャーに「初心忘れるべからず」という言葉を贈ります。
社会人の基礎できてる?
若手社員の時に指導された社会人の基礎は、本当にありがたい指導だったと振り返って思います。
その社会人の基礎の中で、できなくなっているマネジャーを見たことがあるものをご紹介します。
挨拶
オフィスやオンラインMTGで挨拶できてるでしょうか。
メンバーの挨拶に挨拶し返しているでしょうか。
たまに見るのが、挨拶されたのにパソコンから目を離さずに言葉だけ挨拶しているマネジャーです。
忙しいとついやってしまうのかもしれません。
ごめんなさい
謝罪すべき時に謝罪せずにごまかす方もいらっしゃいます。
ミスを認めたくないのかプライドなのか、謝罪が弱みを見せることと思っているのかは、人によるかもしれません。
「ごめんなさい」は、幼稚園生でも教わるので、ある意味では人としての基礎です。
報連相
報連相は、メンバーがマネジャーに対して行うだけではありません。
マネジャーからメンバーに対しても適切に行われるべきものです。
例えば、メンバーが作ってくれた資料がどういう反応だったか、どういう結果だったかなどの報告がメンバーにしないと、メンバーから見たら労働力の搾取のように感じてしまうかもしれません。
マネジャーの報連相は、メンバーのパフォーマンスに大いに影響します。
マネジャーが社会人の基礎ができると起こること
あなたが社会人としての基本を大切にすることは、あなたがメンバーの信頼を得るだけでなく、チーム全体の成長につながります。
なぜならば、メンバーはマネジャーのように育つからです。
マネジャーが社会人の基礎ができていなければ、マネジャーがどんなにメンバーに求めても、メンバーは数年後できていない人になっていることでしょう。
一方で、マネジャーができていれば、メンバーはマネします。
つまり、あなたの挨拶や報連相などの1回1回は小さな行動が、チームとしての当たり前、しいては組織文化を作るとも言えるのです。
どの立場でも重要な謙虚さ・真摯さ
マネジャーに限らず社会人としての基礎ができている人は、チームメンバーからも、他の社員や社外の関係者からも信頼を得るはずです。
結局は、どの立場にあっても謙虚さや真摯さがある方は、人としての魅力を持つ可能性が高まるということなのだと思います。
マネジャーという立場はある程度の権限を持つので勘違いしてしまう要素があると思います。
あなたのためにも、メンバーのためにも、そして組織のためにも、あなたが社会人の基礎ができていることはとても重要なことです。
マネジャーになると社会人の基礎を指導してくれる人は減っていきます。
だからこそ、まずは自分自身で振り返り改善していけるようにしましょう。
Andyコーチ自身も今一度振り返ります!