マネジャーが学ぶべき4つの領域
マネジャーこそ学びが必要
マネジャーは多忙なスケジュールの中、様々なプレッシャーと向き合っているので、心身ともにかなり疲労を感じる方が多いことでしょう。
そんな中、学ぶ元気なんてない、休ませてくれ。。。と思う方もいらっしゃることでしょう。
でも、Andyコーチは、マネジャーが学ぶことで日々の仕事の質も高くなっていき、同じ業務がどんどん楽になっていくと今までの経験から確信しています。
(その分、新しい仕事を任せてもらうことが多いので、総量は変わらないかもしれませんが。。。)
さらに、特にマネジャーだからこそ、しっかりと学ぶべきと考えています。
マネジャーこそ学びが必要であると感じる理由としては2つあります。
マネジャーはプレイヤーとは異なる役割であるため、今までの延長線ではNG
マネジャーは、プレイヤーのように自分のタスクを遂行するだけでなく、中長期的にチーム全体の成果を引き出す役割を担っています。
求められる役割が異なるので、プレイヤー時代とは異なるスキルセットも求められていきます。
もちろん経験から学んでいくのも1つですが、経験だけでは断片的なスキルになりがちですし、学びのスピードもゆっくりになることでしょう。
なので、経験だけでなく意識的な学び直しや研鑽を通じて学び直すことによって、マネジャーは自身のリーダーシップスタイルを進化させ、チームを効果的に導く力を持てるようになると考えています。
メンバーはマネジャーのレベルにしか育たない
マネジャーが持つスキルや知識は、そのままチームの発展に影響します。
Andyコーチが感じていることは、多くの場合チームメンバーはそのチームのマネジャーのレベルまでにしか成長しないということです。
「子を見たら親が分かる」というのは育児でも言われることですが、仕事においても同じだと思っています。
メンバーはマネジャーの振る舞いや考え方から多くを学ぶため、マネジャーが模範となり、学び続ける姿勢を示すことは、チーム全体の成長を促すために不可欠です。
マネジャーが成長し、視座を高め続けることで、メンバーはそのレベルに引き上げられ成長していきますが、逆に、マネジャーが学びを怠ると、チームやメンバーの成長も停滞しがちになります。
メンバーのためにも学びましょう。
なかなか学べない?
でもなかなか学べないという方はこちらのnoteをご覧ください。
学べていない理由別にヒントを紹介しています。
何から学ぶべき?と思う方もいらっしゃるかと思います。
本noteでは、Andyコーチがマネジャーになって4年経ち、マネジャーにとって必要だと感じている4つの領域をご紹介します。
①具体と抽象
マネジャーに必須と思うスキルは具体と抽象の行き来ができることです。
理論や戦略という抽象と経験や施策などの具体の行き来ができることで、チームの成果やメンバーの成長にも寄与することができます。
具体的なデータや声を反映させて抽象的な戦略・長期的なビジョンやゴールを示すことができたり、またその抽象的な内容からメンバーの業務にどう落とし込んでいくかを設計する精度が高めることができます。
また、メンバーのできたこと・できなかったことという具体的な経験から学びを抽象化したり、抽象化した学びからどうアクションに落とすことができるかを対話することで、得た経験を常に学びとして活かせる人にメンバーを育てることができます。
具体と抽象の行き来を意識的に考えることが一番のトレーニングになると考えていますが、そのヒントになる具体と抽象のトレーニングができる書籍ご紹介します。
②データを読む力
2つ目は、データを読む力です。
当たり前なのですが、私たちの業務は経営のために行っていて、マネジャーはより経営サイドです。
ある意味経営は「数字」です。
売上高、利益率など最終的な経営の成績は数字で語られます。
だからこそ、マネジャーは経営数字を理解する力やデータリテラシーを高める必要があると考えています。
・このアクションによってどう経営数字に影響があるのか
・組織やサービスを強化するためにはどの数字を動かせばいいのか
・同じ平均値でもどう分散しているのか
など、考えられないと効果的な策が打てなかったりデータに踊らされてしまったりすると考えられます。
③心理学
ビジネスにおいては、ほとんどすべての場面で「人」が関わります。
「人」だからこそ感情があるため、感情を抜きにロジカルに考えたら導かれる結果からはまた異なる結果になっていきますよね。
だからこそ、組織として成果をあげるミッションを持つマネジャーが人の心理を学ぶことは重要だと考えています。
チームメンバーの心理、顧客の心理、組織の心理、経営者の心理。
感情を理解したり、その人が動きたくなるように設計したり、心理学を学んだことでちょっとした工夫で成果が出るようになりました。
Andyコーチは経営心理士という資格を取ることで、心理学を体系的に学びました。
④コーチング
メンバーのパフォーマンスを最大化させるためには、コーチングのスキルをつけることは重要だと考えます。
マネジャーはついつい答えのようなものをメンバーに伝えたくなってしまうと思いますが、それだけではメンバーが指示待ちになってしまう可能性があります。
メンバーを自分で考えられる力をつけるには、マネジャーがコーチとして問いかけをして、考えたり自分で気づけるきっかけを作ることが効果的です。
コーチングを学ぶことで、問いの精度を高められたり、対話の方法を学ぶことができます。
こちらのnoteで紹介している書籍、マネジャー全員必見と考えています。ぜひご覧ください。
いかがだったでしょうか。
学んでみたい領域はありましたか?
Andyコーチもまだまだ勉強中ですので、一緒に学びましょう!