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5つの特徴で分かる「外資系に転職したら不幸になる人」

外資系企業で人事責任者として年間300人以上の履歴書・職務経歴書を読み、採用と社員の評価に携わってきた経験から、外資系企業には決して合わない人の特徴を5つご紹介します。これに当てはまる人は外資系企業への転職は慎重に検討した方が良いかも知れません。

外資系企業に勤めるということは、日本国内の企業とは異なる文化や価値観に触れるということであり、人によっては大きなストレスを感じることがあります。以下は、外資系企業に勤めることが苦手な人の特徴です。

1.柔軟性に欠ける:
外資系企業は、日本国内の企業とは異なる文化やビジネススタイルを持っています。そのため、新しい環境に適応するための柔軟性が必要です。外資系企業で働く場合、変化が早く、予期せぬ状況に適応することが求められます。
一つの例として、過去の成功体験などから誰もが持っている「仕事はこうやるべきだ」という考え方はそれ自体は強みになり得ますが、会社の方針と合わなくなるとストレスの原因ともなります。会社の方針と考え方が異なるため会社を去ることになる人の周辺ではこういった場面を頻繁に目にします。

2.コミュニケーション能力に不安がある:
外資系企業では、英語をはじめとする多言語でのコミュニケーションが求められます。また、上司や同僚との円滑なコミュニケーションが業務の成功につながります。しかし、コミュニケーション能力に不安がある場合、ストレスを感じることがあるでしょう。
外資系企業で求められるコミュニケーション能力とは、言葉の違いだけではなく、異文化間の価値観の違いを前提とした、相手を尊重する能力に他なりません。自分と考え方の異なる人達と働いているとストレスを強く感じる人には辛い環境です。

3.自己主張が苦手:
外資系企業では、自己主張やアイデアを積極的に出すことが求められます。自己主張が苦手な人は、アイデアを出すことができず、自分の意見を上手く伝えることができないため、ストレスを感じる可能性があります。
「アピールなんかしなくても自分の仕事っぷりは評価されるべきだ」というのは外資系企業では「消極的」ととらえられ、プラス評価には繋がりにくくなります。

4.チームワークに苦手意識がある:
外資系企業では、チームワークが非常に重要です。グローバルなビジネス環境で、チームとして仕事を進めることが必要です。しかし、チームワークに苦手意識がある場合、ストレスを感じる可能性があります。
ここでいうチームワークとは、「個々のポジションごとに異なる責任と、それに伴う判断基準やゴールの違いを理解した上で、チームとして会社が求める結果を出すために同じ方向を向いて協業する」ということです。ベースにあるのはあくまで個人に課せられた責任を全うすることであり、仲良しクラブではありません。

5.長時間労働に対応できない:
外資系企業では、日本国内の企業よりも長時間労働が求められる時期が頻繁にあります。また、グローバルなビジネス環境での業務に対応するため、夜間や早朝の業務が発生することもあります。こういった長時間労働に対応できない場合、ストレスを感じることがあります。
その代わり、時間に余裕がある時期には長めに休暇を取るなどのメリハリを付けることができます。

まとめ
よく言われることですが、外資系企業においては、結果を出すことが最も高く評価をされます。また、結果は(ゴリゴリにではないとしても)ある程度積極的にアピールされるべきものとされています。「出世はしなくて良い。なるべく静かに自分の作業だけをコツコツやりたい」という姿勢は「在籍しているだけ」、「言われたことを受け身で行なっているだけ」ととらえられ、低い評価に繋がってしまうため、ストレスがたまってしまいます。

こちらにも記載の通り、外資系転職にはメリットもデメリットもあります。良いところばかりでなく、自分に合わない可能性があるという点も認識した上で検討することをおすすめします。

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