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ビジネスサイドの経験を積みたい。ITコンサルではなく「事業会社のPM」を選んだ理由

こんにちは。Finatextホールディングス 広報担当、ミヤカワです。

Finatextグループのメンバーを紹介していく社員インタビュー。今回は2023年1月に証券事業のプロジェクトマネジメント(PM)として入社した小嶋さんが登場です。

前職もPMを経験していた小嶋さんは、より自分が追い求める環境で働くことを念頭に転職活動を進めてきたといいます。そのうえで選んだスマートプラスは、彼にどんな影響と変化をもたらしたのか。業務内容やメンバーの魅力、スマートプラスでのPMの仕事内容について、話を聞きました。

小嶋 悠太(こじま ゆうた) - 株式会社スマートプラス プロジェクトマネージャー
青山学院大学大学院 電気電子工学科を卒業後、富士ゼロックス(当時)に新卒で入社し、サーバーインフラのフィールドSEを経験。暗号資産関連のWEBシステムを開発するベンチャーに転職し、PM/PLを担当。業務委託を経て、2023年1月に株式会社スマートプラスに入社。趣味はギターで、学生時代はメタルやパンクにのめり込んでいた。最近、筋トレを始めた。

社長へのプレゼンが「視座」を意識した原体験

─ 小嶋さん、大学時代の専攻はバリバリの理系だったんですね!

そうなんです。大学ではハードウェア系の電子回路の研究をしていました。はんだごてとかを使っていたんですよ(笑)。なので、就職活動の際もハードウェア開発の職種を考えていました。

そんな時、たまたま1社目で入社することになる富士ゼロックスの会社案内を見て、そこで働きたいと思ったんですよね。人を大切にする会社で、お客様と折衝しながらものづくりをする姿勢に共感できたというか。30年、40年とこの会社なら楽しく働けそうだと感じたことが入社の理由でした。

─ その後、転機になる出来事があったとか。

はい。27歳の時に社長の前でプレゼンをする機会をいただき、そこで大きな衝撃を受けることになりました。それまでの私は、フィールドSEとしてお客様先の情報システム部や総務部などの現場を相手に仕事をすることが多かったので、プレゼンの内容も現場寄りのものだったんです。

ところが社長からのフィードバックはもっとビジネス全体を俯瞰した内容で、いかに自分が低い視座で仕事を考えていたのかを思い知らされました。

─ ビジネスマンとしての視野が広がるキッカケだったのですね。この時の出来事は、その後の小嶋さんにどんな影響を与えたのでしょうか?

自分もビジネスサイドの経験をしたいという想いが強くなり、転職活動では裁量を持って働けるベンチャー企業で働こうと考えました。少しでも視座の高い人と、物理的に距離が近いところで仕事をしたいと考えたんです。

─ 2社目に選んだのは、暗号資産を取り扱う事業会社でした。

SEだったのでITコンサル会社という選択肢も考えましたが、事業会社でこそビジネスサイドの実務を学べるのではという期待があったんです。その会社で働く知人から誘われたことも理由の1つではありますが、ブロックチェーンなどの新しい潮流に携われるのも魅力的でしたし、何よりもプロダクトが魅力的でした。

─ ここから、PMとしてのキャリアがスタートしたわけですね。

ベンチャー企業あるあるだと思いますが、ローンチ日は決まっているけれど、どう考えても間に合いそうもないスケジュールの自社プロダクトがあって、その調整に入るうちにPM的な仕事も担うようになっていった感じですね。

市場調査やマーケティング、事業開発にも携われる仕事内容にやりがいを感じていましたが、会社の業績上の理由からチームが解散することに。その後、エージェントから紹介されたスマートプラスにジョインして、今に至ります。

望むピースがすべてピタッとはまったスマートプラス

─ 転職活動の軸みたいなものはあったんですか?過去にはITコンサルも検討されてましたよね。

今回の転職活動では、次の3点を意識しました。

  1. 大企業よりもスタートアップ

  2. ITコンサル会社よりも事業会社

  3. BtoCよりもBtoB

1点目の「大企業よりもスタートアップ」は、やはり富士ゼロックス時代の強烈な経験から、引き続き経営層に近い、ビジネスサイドでの関わりが多い環境で働きたいという想いがあり、譲れませんでした。

2点目の「ITコンサル会社よりも事業会社」ですが、知人から話を聞いて、「ITコンサルはPoC止まりのことも多く、その先の実行フェーズまで経験できるかどうかわからないな」という懸念があったんです。その点、事業会社であればオーナーシップを持って最後までプロダクトの責任を果たすことができる。私が求めるビジネススキルは、事業会社でこそ身に付くと考えました。

3点目の「BtoCよりもBtoB」は、自分の「ビジネスフォーム」とでも言いますか、再現性のあるスキルを整えたいという気持ちがあって、軸にしました。BtoBと比べて、BtoCのビジネスにはどうしても偶発的なファクターが存在すると思っています。例えば、たまたまSNSでバズったことで売上が伸びるなどです。自分の実力を確実に伸ばしていくためには、こうした動きの読めない因子はできるだけ無い方がいいだろうと思いました。BtoBのビジネスでは、取引相手も営業やマーケティングの専門家であることが多く、結果がどうであれその原因がよくわからない、ということはあまり無いですよね。

─ これらの条件が、スマートプラスにすべて当てはまったわけですね。

それに加え、重視している会社のビジョンにも魅力を感じました。

 ビジョン :「金融がもっと暮らしに寄り添う世の中にする」
 ミッション:「金融を“サービス”として再発明する」

金融業界に飛び込むことを考えた時、やはり専門知識やリテラシーの部分で不安がありました。本当に自分はこの領域でやっていけるのだろうかと。しかし、Finatextグループのビジョンとミッションを読んだ時、この会社は本気で世の中を変えようとしてるんだなというのが伝わってきて、すごくワクワクしたんです。

実際にその感覚が正しいかどうかを確かめたかった私は、選考過程でもさまざまな社員と話す機会を多くいただきました。そこで感じたのは、どのメンバーも本当に前向きで意欲に溢れているということ。

以前の職場で、新しいことを提案した時に「やってもいいけどタスクが増えるなぁ……」とネガティブに捉えられて悲しい思いをしたことがあるのですが、当社では、会う人みんなが「今以上に良くなるならぜひやろう!」と前のめりな姿勢なんです。

入社後に再確認したことでもありますが、少なくとも「自分はエンジニアだから開発だけをやればいい」という考え方をするメンバーはいません。ビジネス全体の視点、他部門のメンバーの視点を取り入れながら仕事を考えるカルチャーができあがっていると感じました。

自分はこれからこの人たちと一緒に、この世界を変えていけるのかもしれない。そう考えるうちに、ワクワクが止まらなくなってしまいました。

─ 入社してみて、実際の現場はどんな感じですか?

入社前から感じていた通りの雰囲気で、期待していた働き方ができる環境があります。例えば、システム開発のワンシーンで「ウォーターフォールとアジャイル、どっちにする?」という場面があったとします。スマートプラスでは「両方のイイトコ取りはできないかな。お客様にも喜ばれて社内の開発スピードも早くなるような方法はできないだろうか?」と議論をする場が自然と生まれるんです。

─ それはアツい!常に社内が刺激的な思考にあふれているのですね。

納品だけで終わらない。事業会社ならではの醍醐味と、緊張感

─ 改めて、小嶋さんの業務内容や携わっている案件について教えてください。

入社後すぐに「岩井コスモ・ゴールナビ」のPMを担当しました。証券事業のメインプロダクトの一つである投資一任運用サービス「Goal Navi」を岩井コスモ証券様に採用いただいて、開発したものです。入社の3ヶ月後にはプロダクトリリースというタイミングでの参加で苦労もありましたが、社内メンバーの助けも借りながらリリースを成功させることができました。

─ 金融サービスのプロジェクトを実際に担当してみて、入社前のイメージとのギャップはありましたか?

ギャップはなくて、本当に思い描いた通りの仕事ができたと思っています。ただ、スマートプラスのPMは、一般的にイメージされるPMの仕事とは少し異なるんですよね。例えば、プロジェクトチームのメンバーには、エンジニアの他に、BizDevやコンプライアンス担当、運用担当やカスタマーサポート、広報も含まれます。これらすべての業務を統括してプロジェクトを成功させるのが、スマートプラスのPMの役割です。いわゆる「システム開発プロジェクト」のPMよりも、守備範囲が広いと思います。

ただ円滑に進めてQCDを高めるだけじゃなく、本質的な部分まで考えて携わることができるため、プロダクトの3ヶ月先や1年後の姿を見据え、そのためにできることは何だろうとメンバー全員で考え続けています。これがスマートプラスの仕事の基本姿勢なんですよね。決して「納品して終わり」ということはありません。

─ 少しいじわるな質問になりますが、お客様側から「指定したものを作ってくれればいい」というスタンスで対応されることもあるのではないでしょうか?

実際にそういったシーンが無いわけではありません。しかし、まずは私たちがお客様のプロダクトの未来を真剣に考え、本質的な価値を探求する姿勢を見せるようにしています。その点では、お客様に適切なアドバイスをしてより良い判断に導く、コンサルのような側面も持ち合わせています。

スマートプラスのPMが果たすべき大切な役割は、仮にそれがお客様からの提案だったとしても、ビジネス成長に寄与しない可能性があれば徹底的に議論をする姿勢を持つことです。本来の目的を起点に話し合い、課題意識を揃え、共創のチームを作っていく。そのスタンスを崩さないことが、結果的にお客様からも信頼される土台になると思っています。

入社2日目でも馴染める、フランクな雰囲気

─ 入社から3ヶ月が経ち、すっかり当社に馴染んでいる小嶋さんですが、やはり入社初日は緊張しましたか?

あ、それはやっぱり、すごくドキドキしました(笑)。でもオンボーディングで周りのメンバーが手厚くサポートしてくれたので、早々に安心感に変わりました。

担当するのがすべて証券サービスということで、やはり金融の知識に不安があったんですよね。どうやって勉強すればいいだろうと。でも、社内の詳しいメンバーに声をかければすぐに教えてくれますし、ライトな勉強会を気軽に設けてくれます。

─ 小嶋さんは、入社してから馴染むまでがとても早かったと聞きました。

なんだかんだで、2日で馴染んじゃいましたね(笑)。皆さんフランクですし、新人が入ると喜んで大歓迎してくれるんです。

特にPMの仕事は連携が重要なので、入社してすぐの頃はコミュニケーション面での懸念が少なくないと思います。でも、私の所属する営業推進部は活気あふれるオープンマインドな人ばかりで、コミュニケーションに関しての不安を持つ必要はまったくないと思います。

仕組みの面でも色々と整っていて、例えば社内wikiのようなツールを使って、ナレッジや情報をシェアすることが当たり前に行われています。

お昼の時間帯には「Fina-WAVE(フィナウェーブ)」と呼ばれる社内ラジオがあるのですが、その月に入社したメンバーを紹介するコーナーがあって、そこで名前と顔を覚えてもらえます。会社全体の雰囲気の良さだけでなく、新しいメンバーが馴染みやすいような施策のおかげもあって、私もすぐに組織に溶け込めたのかなと思っています。

─ デスクなんかも、あっという間にカスタマイズされたそうですね。まるでずっと前からいる人のように(笑)

2日目にはセットアップを終えたので、みんな少し驚いてました(笑)。最適な場所にツールや充電ポートがあったり、必要なものが整理整頓されている環境が落ち着きます。お気に入りは、ノートPCとモニターの画面下部ラインがいい感じに揃うガジェットを見つけてきたこと。そしてスマホ置き場があるところですね!

自分をクリアにして「良い感じ」で働く

─ ところで、小嶋さんは出社がメインなんですね。

僕は出社したいタイプで、オフィスにはよく顔を出しています。用事がある日や集中したい日はリモートにすることもあるので、柔軟に切り替える感じですね。

先日、引っ越しの手続きのために平日に役所へ行く用事があったのですが、その時も仕事の合間を見てささっと行ってきました。他のメンバーもお子さんのお迎えや通院で中抜けするというのはよく耳にします。また、入社初日から有給が付与されているので、これを時間休で活用できるのも嬉しい環境です。

─ プライベートとのバランスも取りやすそうですが、どうでしょうか?

そうですね。今は学ばなくてはいけないことが多いので、平日は勉強にもかなり時間を割いています。

ちなみに、Finatextグループには「Updateサポート制度」といって、自分の専門領域に限らず生産性やスキルを向上させるための書籍やツール、講座などに費用補助が出る福利厚生があるんです。年間で12万円が上限だったかな。ちょうど証券外務員の資格を取ろうと思っていて、私も参考書の購入に活用する予定でしたが、その前に周りの方々からお下がりをいただいてしまいました(笑)。

─ いい先輩たちですね!

プライベートの話に戻ると、週末はできるだけ外出してリフレッシュするようにしていますし、筋トレや英語学習も始めました。食事をしっかり摂るようにしたり、体温が低めなので、朝はお風呂で身体を温めるなんてことも大切にしています。自分をクリアにして整えておけば、仕事の生産性やパフォーマンスも高まると感じています。

─ 健やかに働き、お仕事を楽しまれている様子が伝わってきました。ありがとうございました!

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取材協力:株式会社ソレナ


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