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【小ネタ】建築CAD検定受けてきました
※2024年12月17日追記。
紙の通知証が来ました。結果はわかってました。腹立ったのは、内容です。
公式サイトにある、模擬試験サンプルのような、成績の分布とか採点の講評とかが載っていて、自分の次の行動の目安になると思っていたのですね。
ところが、そこには、建設業経理士1級と同じレベル、単なる不合格との文字だけが。
馬鹿にしてんのかこの業界…😅
ネットでひと月前に知れる結論部分を、ただ紙印刷して追撃するだけとは?
どっちの試験も一万ちょい取るんですよ?
本試験の公式通知が、模擬試験のそれよりしょぼいなんて。まあ、初受験で期待し過ぎましたよ。次受けるかわかりませんが、受けるとしたら期待はしないです。
※2024年11月22日追記。
落ちてました😅ただ、あまりにもあっさり当然という感じで、残念というのも憚られます。
次回はもう少し、準備をしておきたいと思います。
いや、受けるのかな?😅
工業高校や、建築科の大学1年生辺りの学生さんたちが年単位で学んだり、模擬試験を通じて入念に準備してくるものを、片手間にというのも。
受験直後の下記にも書いていましたが、腱鞘炎にならないからと評されていたトラックボールマウスは意外にも、僕に向いていない気がしました。緊張のためもあってか、全くピンポイントでピントが合わないのです。CAD専用の三つボタンなどを買って練習してみようかなと。あれこれ悩んだのに、ホント無駄な出費でした…🥶
まあ、営業許可の実務書で添付する図面実例を見てみたら、図面自体はかなりシンプルなものでも通るみたいなので、この検定のための「CADを通してなんらか図面らしきものを描く」という努力自体には意味があったと信じていますが…😅
いや、建築士の卵でも、事務所スタッフでもないけど、受けてきました😅
取っ掛かりの概念としては、建設業法第19条第1項第1号にいわゆる「工事内容」を体現する「設計図書等」というものがあります。
建築CAD(※)というのは、これにあたる書面一式(設計図、仕様書、現場説明書、質問回答など多層的に成る)にかかる技術だ…とは思うのです。
【※ について】 僕と同じ文系人間の人向けの注記なんですが😅、実はCADにもいくつか分類がありまして、製造物のCADだったり、電気配線のCADだったりが別途存在します。
要するに、普通に考えると建築士に必要な技巧の第一歩であって、自分のような行政書士には不要なものです。だって差し当たりは、図面を描けなくても完成品を読み解ければ、建設業許可や経審に因む対話には間に合うんだもの。
いや、「工事をきちんとしたか」という証拠類として保管しているだけで、自己の関心としては開きもしない先生も居るかもしれません。
「自分は申請書だけじゃなく図面にも真摯に向き合ってるよ」という先生には「すいません」ですね。
ともあれ、過去にも書いたんですが、僕個人の内面としては、現場理解という動機と、他の許認可の添付図面に流用できるという不純な動機も相まって、受験してきました。
現地の空気感、など
試験当日書いたものは県境を越境して受験しに行った疲れや、プラン通りに行かなかった苛立ちもあって、激昂するがままに書き下ろしたんですね。読めたものではないので、1日以上間をおいて、平静になってからリライトしました。
初受験なので下調べしました。
会場は古き良き時代の仕様を残しつつ、リフォームされた綺麗な会場でした。
でも、そこに受けに来る受験生の顔や属性は想像で補う他なく、「へのへのもへじ」のままだったんですよね。部外者が能力拡張のために受験しに行くので、ある意味当然ですが。今回はそれが判明したので少し気が楽になりました。
一度現地を経験したので、次は行けそうな気がします(いきなり敗北宣言かよ😅)。
以前にも書いたので、詳細はそちらの過去記事に譲るんですが、営業許可申請など行政書士として作成する申請書面があります。それらに添付する、火の元だとか、避難経路といった警察消防の認識に資するタイプの書面作成など複数のCADを用いる途があります。
正確性を期して、僕は手書きでなくCAD図面として書きたいわけです。
長年、常に手書きで書いてるベテランの先生も居るみたいなんですがね。
例えばランダムに検索でピックアップしただけで面識はない、東京03の市外局番のこの先生など。図面の実際を見せてくれるので親切ですね。
僕の個人的な意図とは裏腹に、いわば建築士になる人たちの登竜門、あるいは、建築事務所で働く職員さんの力試しにもなっている感じでしたね。
ただ、受験会場に行ってじかに年齢帯のばらつきを見ると、自分の父くらいの年齢帯の人もおられれば、逆に甥っ子くらいの人も居てびっくりしましたよ。
建築家を目指している若手学生ばっかりかと思ってたので、いい意味で裏切られました。現場百回ですね(援用する言葉間違ってる)。
下調べで知った合格基準、200点満点の約7割の「約」が気になったんだけど😅、例年変動するみたいです。
上振れして75%くらいのこともあるそうで、要は140~150点の間を行ったり来たりするみたいです。
「2時間で4枚仕上げる試験だ」ということは、以前書いた記事(エントリ)である「CADを学んでいる」の1か2のどっちかに、書いてた気がするんです。持ち時間は、1枚30分しかないと。
「自分の速度だと1枚1時間かかってるので、2枚しかできない」と嘆いていましたが、本番直前には3枚仕上げて4枚目にかかったくらいでタイムアップ、アウトというパターンになっていた気はします。
つまり4枚で満遍なく7割狙いに行くというよりも、後出する、ガイドブックが紹介している配点に照らし、3枚を自分にとっての万全で仕上げて、4枚目は全く書きかけの部分点だけで棄てるという方策だったのです(戦略というのはおこがましい類の)。
実際は凡ミスが続いて、やり直したりしているロスが祟ってしまい、2枚半といったなんとも半端な出来でした。🥶
反省点、など
モヤモヤは残りつつも、反省点として:
公式サイトの過去問集(市販なし)を、追加購入するべきだったかもしれない(一応公式ガイドブックに載っている、付録のpdf12種は解いたのですが😅)
「腱鞘炎防止に良い」というので、激賞されているトラックボールマウスを用いてトレーニングしていたのですが、「CADには向かない」という指摘も併存していたのを無視して強行した。本番だと緊張も相まってか、交点をリードできない ➡ 専用の三つボタンマウスにすべきだったか😅
線種等を替えるテンプレは使用可能と公示されているんです。が、マナーレベルというか、それの痕跡を消すのを忘れてしまった ➡ 余事記載減点じゃないか不安🥶
あとまあ、「細かすぎて伝わらない」選手権みたいになるのでやめとくんですが、家と違ってトラックボールマウスが爆速になったり、設定しておいたはずの線種が異様に細くなったりする現象があるということがわかったので、次までにはなんとかしたい(なるのか?🥶)
公式ガイドブックの配点表からの希望的観測、など
なんか、採点機関はアツい人たちだそうで、ちゃんと提出データをいちいちプリントアウトして、完成図面と重ねて透かしたりして完成度をチェックする方針だそうです😅
主観でなんとなく赤チョンボ、ということはないようです。
まあ、3級はトレースだけですけど、2級以上だと家屋一棟描くわけで、人命にかかわりますしね。それくらい入念じゃないと、世に出られても困るか。古いけど…姉歯事件の再来みたいな人たちだらけじゃ倒壊が連鎖しちゃいますしね。
公式ガイドブックが紹介する採点事項は下記の3点
公式ガイドブックの売上も試験運営等の貴重な財源になるのでしょうので、まるごとベタ打ちで基準を紹介するような愚は犯さずに、
採点チェックポイント
採点基準点数
ランクの基準
として紹介されている記載のうち、2番目を我田引水しておくだけにします。😅
公式サイトでも予告されているとおり、問題は4類型
階段(A)
通り芯(B)
壁(C)
建具(D)
として紹介されています。そして、
各問題に、5から6個のチェック項目が盛り込まれている
点数はランク(1から6)で振ってあります。
例えば、階段(A)の問題は、「6つのチェック項目があるよ」と一覧になっており、チェック項目1つ目として「段板」があります。
(残り5つのチェック項目は、ご興味があればガイドブックを買ってご覧ください。)
そして、点数の振り方としては、「段板」ランク1に該当すると20点くれて、ランク6だと0点😅。という階層式です。
4題のチェック項目で、ランク1を全て獲得(満点)したら、計200点
ちなみに、4問の各満点には、5点~10点ほどですが格差があり、
階段(A)➡ 55点満点
通り芯(B)➡ 40点満点
壁(C)➡ 50点満点
建具(D)➡ 55点満点
となっています。
希望的観測に立っても今回はアウト😅
本来の自分の希望的観測は、次のようなものです。
公式サイトやガイドブックによると、合格点は140~150点と例年変動するような記載でしたので、要するに7割から7割5分。
既述のような3問満点を狙って4つ目を棄てる(気概であって、実際にそんなスパッと行くわけはありませんが😅)戦略であると、例えば頭から解いていって、ラストの建具の問題を部分点狙いにするといった受かり方もありでは?と思っていました。
もちろん順序には、得手不得手による取捨選択がありうると思っています。
あと、頭から順番(A - C)だと145点が上限なので、回により5点不足でアウトかもしれませんが😅
その場合は、140点が合格最低点の回であることを祈るしかありませんね。
冗談はともかく、描けたのは2枚半といいましたが、描き残した2枚には図面枠だけは開始当初書いておいたんですよね。
図面枠は書いておくだけで、満点なら10点くれるらしいので😅、当初見込みから修整の希望的観測でいえば100点台前半くらいは行けるかもと。
それでも約50点不足ですから、合格者からすれば問題外ですけど…🥶
まとめ、というか次への抱負みたいなもの
別記の建設業経理士の本試験と違ってかなりマシそうな点は、そうやって手作業で採点してくれた上、成績表もくれるそうです。そうなると、自分の弱点がわかり、次に活かせて張り合いがあるじゃないですか?
いや、結果発表が11月なのに、「結果通知書が師走の中ごろに来る」と分離して告知されているのを、僕が勝手に拡大解釈しているだけでしたら、失笑を買うかもしれませんが…😅
結果通知書≒成績表であることを切に期待。
他方、建設業経理士試験の場合は、ハガキの告知で合否だけですからね(これは既知の知識)🥶。同じ約1万円取る試験とは思えないです。
まあ、「どうせ関与するなら会計面ともども、設計面もわかりたい」というのは僕個人の願望であって、実は建設業許可を取得代行したり経審のチェックをするのに関わらないことなんですけどね。…いや、会計面は財務諸表を建設業向けの書面に置き換えるときに、少し必要か。
実際のとこ、大真面目に能力開拓や拡張をしている場合じゃなくて、売れる広告を出す技能のほうが大事なのかもしれません。
締めくくりまでお付き合いくださり、誠にありがとうございます。
抑えていても、ついつい皮肉屋が顔を出してしまうので、このへんで。