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安全性分析6 【勉強用】
立替工事高比率
意義
現在進行形の工事だけではなく、完成・引き渡し済の工事をも含めた工事全般に関係する支払い能力。
資金立替状況。
ただ…🥶
この比率が大きい場合は✕。
下記の算式にも表れているように、
(通常の簿記で用いられる仕掛品に相当する)未成工事支出金が分子と分母に組み込まれています。
🔺工事全般に関する資金の流れが滞っているのでは?と投資家やコンサル、銀行マンなどに読み解かれてしまうことになります😅
算式
$$
立替工事高比率【%】=\frac{受取手形+完成工事未収入金+未成工事支出金ー未成工事受入金}{完成工事高+未成工事支出金}×100
$$
👆ツマミを左右に動かして読んでください😅
流動負債比率
意義
自己資本に対する流動負債の割合。
株主から出資してもらった返済義務なき資本と、
銀行等から借り入れたために返済義務がある負債とを突き合わすと。
🔺これも、大きいほど✕な指標です。
恥ずかしながら、僕はどうにもこの比率をうっかり忘れてしまうのです。
英単語などでも、苦手な単語ってありますよね?
あれ、分母は総資本だっけ?とか。
いや、流動負債で何かを割るんだっけ?とか。
名前から来るミスリードに加えて、建設業特有のもあります。
算式
$$
流動負債比率【%】=\frac{流動負債}{自己資本}×100
$$
建設業特有の算式
$$
建設業の流動負債比率【%】=\frac{流動負債-未成工事受入金}{自己資本}×100
$$
➡着手金等の名目で、先に材料等のためのお金をもらっていると、その巨額さが、財務成績の評定に悪影響するかもしれません。
株主から出資してもらった元手(自己資本)よりも巨額な受入金もありうるかもしれません😅。
とはいえ、「技術が確かだから」という信用先行で、受入金が自己資本よりも肥大化する事例を、現に経理の立場に立つことで観たことがあるわけではないんですが。理論値として述べています。
そこまで建設業者に優しい配慮かは不明ですけど😅、未成工事受入金の影響を財務分析上で排除するために、控除する、と説明されています。
※ 備考
ここで、一旦、関係比率分析としての流動性分析が締めくくられます。
いや、流動性分析のノートは続編があるんですが😅、
資金保有月数分析
資金滞留月数分析
というふうに続いていきます😅。
要するに、安全性分析4を枝番で割っていくのではなくて、5と6が登場してまいりますということです。
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