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言うことを聞かない子供に絶対にしてはいけないNG言動

さらなる反発

言うことを聞かない、困った行動をやめない、何度注意しても同じことを繰り返す……そんな子どもに対する親の言動には、子どもがますます言うことを聞かなくなってしまう、逆効果なケースがたくさんあります。

真剣に話しているのに、なぜか子どもに伝わらない、反発される、反省した様子が見られない、そんな時は、知らず知らずのうちに、言うことを聞かない子どもへのNG言動を発しています。
伝えたいことが伝わらない理由や、親の言動が与える悪影響を考え、子どもが言うことを聞かない時の対処法を知っておきましょう。

頭ごなしに「ダメ!」

「ダメ!」と言われて子どもに伝わるのは「自分の行動を制限された不快感」や「ママに拒否、否定された」という感覚
不快感に反発する形で、大きな声で泣きわめいたり、暴れてみたり……
やめてほしい行動を止められない上に、お互いにとってストレスの高いやり取りをしなければならず、良いことは一つもありません。

感情的に怒鳴る

感情をぶつけること、怒鳴ることは、どんな理由があったとしても望ましい方法ではありません。
怒鳴ることで子どもに伝わるのは、大きい声や怖い顔に対しての恐怖感とママに嫌われたのではないかという不安感
恐怖感はママへの不信感へつながり、さらに他者への不信感へと広がっていきます。
また、ママに嫌われたかもしれないという想いは自己肯定感を下げかねません。

叩いて言うことを聞かせる

「軽く叩いているんだから大丈夫」「強く叱らないとうちの子は言うことを聞かない」……このような思いは子どもを「叩く」ことを肯定しているということ。
「叩くと子どもが言うことを聞く、ということは叩くことは効果があるのだ」という感覚をいったん得てしまうと、それがどんどん常習的に用いられるようになっていきます。

「捨てちゃうよ」

「片付けないなら捨てちゃうよ!」と言われた子どもは、「捨てられたら大変!」と初めは慌てて片付けるのですが、残念ながら、その効果も数回まで。
ママはせっかく買ったおもちゃを捨てようというつもりは元々ないことに、子どもたちは初めの数回で気付きます。

恐怖を与えて叱る

恐怖を与える方法は、即効性があるので、効果がある様に感じるかもしれません。しかし、結果的には効果がありません。

なぜなら、子どもは恐怖から逃れることばかり考え、叱られている理由に気持ちを向けません。「親に見つからなければよい」と思い、隠れてイタズラをするようにもなるでしょう。
怖いのは、子どもはその恐怖に慣れていくため、親は恐怖をエスカレートさせていくことになります。
そして子どもは自分の思い通りにならないことがあれば、同じ手段で相手に分からせようとすることを親から学びます。

閉じ込める、外に出す

親が子どもに「外に出て反省しなさい」と玄関から閉め出すとき、親はその子に反省を促す目的で行いますが、外に出された子どもは、泣き叫ぶのが精いっぱいで、反省どころではありません

そればかりか、親の行動から、別の悪いことを学んでしまっています。それは、「嫌なことがあったら、パパママがやったように、外に排除すればよい」ということ。
親が「困ったときには排除する」という行動を繰り返すと、友達と衝突したらその子をのけ者にする、嫌なことがあれば自室にこもる、など、子どももその手法を取り入れるようになってしまいます。
相手や自分を排除する形で、問題を解決しようとする術を覚えてしまうのです。

罰を与える

「1週間、ゲーム禁止」のような軽い罰から体罰などの重い罰、その重さに関わらず、罰は根本的な問題の解決につながることはないばかりか、子どもに悪い影響を及ぼします。

罰は「制する」という強いメッセージしかなく、「次にどうしたらいいのか」という模範行動への教えが含まれていません。
このように改善効果がないため、すぐに子どもはまた同じ行動を繰り返し、罰を一段階厳しくする……こうして、子どもの問題行動も罰も、どんどん加速度的にエスカレートしていきます。

無視・放置する

子どもの癇癪をそのまま放っておくことは、子どもにとって「ママはこの行動を容認している」というメッセージになりかねません
癇癪を容認されることで、それを繰り返せば、大好きなママから怒られる回数は増えてしまうでしょう。
怒られる回数が重なると「自分は悪い子」というセルフイメージが子供の中に育っていってしまうことも。

YouTubeで黙らせる

YouTubeを見せれば子どもはくぎ付けになり、大人しくしてくれる。自分が困った時の切り札として、つい安易にスマホやタブレットを渡してしまってはいませんか? 子どもに与える前に、YouTubeのポジティブな面とネガティブな面、子どもに与える影響について親が正しく理解しておくことが必要です。

例えば、「昆虫」について興味を持つ子がYouTubeを検索するなら、世界各地の昆虫の生態から、日本の子どもが昆虫を採集する様子まで、様々な側面から「昆虫」に関わる動画に触れることができ、子どもの興味に広がりをもたらしてくれます。
反面、他の動画への誘導が巧みなため依存を促しやすい、悪質な内容の動画へと誘導される危険性があるなど……ネガティブな影響や危険性もあります。

ゲーム禁止

ゲームばかりしていて勉強・宿題や読書などの時間が減る、暴力的なシーンの悪影響などといったマイナス面が気になり、頭ごなしに「ゲームをやめなさい!」と言ってしまうことも多いのではないでしょうか。

子どもは「こうしなさい」という親の指示・命令よりも、子ども自身がアイディアを出し一緒に作ったものは、本人も積極的に進めていこうとします。宿題はいつしようか?外で遊ぶ時間はどこに入れたらいいかな?と話し合いながら、事前にゲームとの関わり方を子どもと決めておくよいでしょう。

他人と比較

「○○ちゃんは、あんなにしっかりしているのに、あなたときたら……」と、他人と比べて否定されると、子どもは反発します。
これは大人でも同じで、「〇〇さんはあんなに仕事ができるのに、あなたは……」と言われたら頭にくるし、悲しくなりますよね。

「お母さんがあなたくらいの頃は」というのも同様で、私の子どもなんだから自分程度には育ってほしいという気持ちも出てくるものですが、子どもと親は別の個性。
過去の自分は多分に美化されていたりするので、要注意です。

まとめ

参考になったでしょうか?かくいう筆者も幼児期に外に追い出されたり、ゲーム禁止令を出されたり、色々な罰を受けました。
体感的には反省のしようがなかった記憶があります。
妥協できるポイントを探し、自尊心を伸ばす育て方をしていきたいですね。

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