私の生まれた日は30年前から阪神淡路大震災の前の日になった
1月16日、昨日は私の62回目の誕生日だった。
まだ、1月15日が『成人の日』の祝日だった頃は
私の誕生日はいつ?と聞かれたら
『成人の日』の次の日、
とこたえていた。
それが阪神淡路大震災が起こった30年前からは
私の誕生日はあの神戸の未曾有の大震災の前の日になってしまった。
だから、震災関連のニュースが増えるこの季節になると
いつの間にか
私は自分の誕生日を祝うのが悪いような、罪悪感のようなものを覚えるようになっていた。
実は震災当日、私は私の誕生日を大阪の私の実家で家族と過ごすために神戸を離れていたのだった。
4年前に投稿した記事の一部です。
https://note.com/filmlover/n/n6e1bbadda604
あの震災で命が助かった義父と義姉も今では亡くなってしまった。
震災のダメージは経済的にも肉体的にも精神的にも相当なものだったから
もし、震災がなければ二人とももっと長生きできていたのかもしれない・・・
30年経ってもそのころの様々な感情は忘れられない。
昨日1月16日、私は夫と二人でささやかなお誕生日のお祝いをした。
夫に『お誕生日おめでとう』とお祝いの言葉をかけてもらって
そのあと夫が私の実家の方角に向かって
『お義母さん〇〇を産んでくれてありがとうございます』と言ってくれたのを聞いた時
『あぁ、私が今日も元気で
こうして生きていることは
決して当たり前ではなくて
奇跡のようなものなんだ』と感謝の気持ちでいっぱいになった。
これから何度私は誕生日を迎えることができるのかわからないけれど
その度に私は胸を張って云おうと思う。
『私の生まれた日は阪神淡路大震災の前の日
そして、その日は私が命の有り難さを再確認する大切な日だ』と
ここまで私の話を読んでくださり感謝しています。
今日の神戸は雲もありましたが、とても晴れた穏やかな日でした。
私は神戸が大好きです。
そして、神戸というとても素晴らしい街に住んでいることを私は誇りに思っています。
今年も皆さまに幸多い1年でありますようにお祈りしています。
いつも応援ありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。