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あの頃一緒にいてくれた ママ友へ、ありがとう!


昨夜、懐かしい友の夢をみた。


私が30代、40代の子育て真っ最中の時に

同じように子育てを頑張っていた私のママ友だ。


彼女と私の子供たちは上の子も下の子も同級生だった。


25年も前のこと

上の子が幼稚園に入る前に偶然知り合った彼女と私

初めて出会ったのは近所の公園で遊んでいる時だった。

私は娘の母親で

彼女は息子の母親

女の子と男の子だったが、子供たちは馬があったのか、あっという間に仲良くなって

彼女と私もすぐに打ち解けて、近い存在になっていくのに時間はかからなかった。


私が二人目を授かった時も彼女は自分のことのようにすごく喜んでくれて

彼女もそれから2ヶ月後に新しい命を授かった。

彼女は2度目の妊娠前は不妊治療をしていて、何度目かのトライで双子ちゃんを授かったのだった。

たまたま同じ産婦人科で(近所で評判の人気の産婦人科だったので、私の周りの知り合いの多くはそのクリニックで出産をしていた)私も彼女も二人目を(彼女は双子を)出産した。

彼女の妊娠がわかった時、偶然にも私はその日が妊婦検診で、その産婦人科を訪れていて

喜びで泣いている彼女と一緒に、手を取り合って彼女の妊娠の喜びを分かち合ったことを今でもはっきりと覚えている。



私が出産した時、彼女は大きなお腹を抱えて病院までお祝いに駆けつけてくれた。

そして生まれたばかりの私の娘を『かわいい〜かわいい〜』と言いながら、ずっと見つめてくれていたっけ

双子ちゃん(二人とも男の子)の出産は大変だったらしくて、出産後は母子ともに大きな病院に転院してしばらく入院していた彼女

やっと面会できるようになって私がお見舞いに行った時

とても幸せそうな笑顔で微笑む彼女が、双子ちゃんのママになっていたのを見た時に、彼女と生まれてきた赤ちゃんたちが無事だったことに私は本当に安堵して、微笑みながらも私の目に涙が滲んだこともはっきりと覚えている。


上の子たちだけでなく

下の子たちも幼稚園も一緒

小学校も中学も一緒だった。

幼稚園に通う前は親子揃ってお互いの家へ行ったり来たり

幼稚園に入園すると同じバス停の幼稚園バスの送り迎えで毎日のように顔を合わせていた。

小学生になった頃から男の子と女の子の遊びが合わなくなって

子供たちの距離は少しずつ離れていったけれど

私たちの関係は変わることなく、一緒にお出かけしたり、ランチに行ったり

お茶に呼んだり、呼ばれたりしながら交流を続けていた。

子育て以外でも悩みを打ち明けたり、打ち明けられたり
彼女のお母さんの具合が悪くなり彼女が介護で忙しくなるまでは・・・


彼女のお母さんの介護が大変だと知ってから、私も遠慮する気持ちがあって

連絡を取ることを控えていて・・・

そのうちいつの間にか

下の子供たちが中学生になる頃には音信が途絶えていた彼女と私。


それでも彼女のお母さんが亡くなった時、私はお葬式に参列させてもらった。

一人娘だった彼女は立派に喪主を務めていた。

そんな彼女の姿も私ははっきりと覚えている。


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今から7年近く前のことだ

いきなり夕方に彼女が私の家を訪れた。

久しぶりの彼女の来訪に驚いたが

『実は明日引っ越しするの、ごめんね知らせてなくて。多分泣いてしまうと思って今日まで黙っていたの。』と引越しのことを伝えられた。

あまりに突然で心の準備をする暇もなく、頭の中が真っ白になった私は彼女に何を言ったのかよく覚えていない。

あの頃はまだ私も彼女もガラケーで
スマホも持っていなかったし
ラインなんかも知らなくて

『またメールか電話をするからね』となんとかその時私は言って、お別れしたんだと思う。

それもあまり覚えていないのだ。



そのあと風の便りに彼女が元気そうなのは聞いたことがあったが

引越し先が他県だったので距離的にも遠くなり

お互いに連絡を取り合うことは結局一度もなかった。


彼女が引っ越しして

いつのまにか時が過ぎて

思い出すこともなかったのに・・・


昨夜の夢では

彼女は『また子供を産みたいの』と、はにかみながら私に言った

彼女はなぜか若い時のままで

私は彼女の隣でその言葉を聞きながら

少しも疑問に思わず

『きっとかわいい子が生まれるんだろうな〜』と思ってニコニコしていた。

(夢って不思議ですよね、彼女も私もいまはアラ還なのに)


無我夢中で子育てをしていたあの頃は

高校の親友よりも

短大の気の合う友達よりも

誰よりも身近にいてくれた彼女

心の距離も一番近かったと思う。

私は結婚して大阪の実家から友達も、知り合いすら居ない神戸に移り住み

子供を授かり出産して、がむしゃらに子育てしていた不器用な私のそばに

いつも同じ目線のママ友として寄り添ってくれていた彼女

今振り返ると、もしあの頃に彼女が居なければ、若くて未熟だった私はもっと日々いろんなことに悩み苦しんでいたかもしれない。

ネットで検索なんかも出来なかった時代


たまたまその日子供を遊ばせていた公園で初めて出会って仲良くなった彼女

その彼女が私の中でいつの間にか大きな存在になっていたんだと今になって気がついた。


昨日、夢に出てきてくれたあなたへ

忙しい引越しの前日にあなたがせっかくお別れに来てくれたのに

寂しくなる気持ちを伝えるよりも、ただただ驚いてしまって

私は気の利いたお別れの言葉も言えなかったの。

ちゃんとお別れできなくて、あとから後悔したけれど

どちらにしても、二人ともきっと涙で何も言えなかったよね。

あなたもそれを知っていたから、ギリギリで私に告げたんでしょ?


私も今年の8月にあの思い出の土地を離れて引っ越ししたんだよ。


今、あなたはどうしてるんだろう?

元気でいてくれるといいなぁ

夢のおかげであなたと久しぶりに会いたくなってしまったよ。

遅くなったけど

あの頃一緒にいてくれて本当にありがとう。


最後までお付き合いくださりありがとうございました。

あなたのスキやコメントが私をとっても幸せにしてくれます。

よろしくお願いいたします。






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candy @ (ミルク)
読んでくださりありがとうございます💖 それだけでとても嬉しいです!