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ゲストハウス備忘録②ココルーム@釜ヶ崎

大学時代から、多くはないけど、色々なゲストハウスを訪ねてきました

落ち着く古民家風、アットホームな地域密着型、国際色が強い所
その中で、ただ1つ、分類することができないゲストハウスがありました

「ゲストハウスとカフェと庭 ココルーム」

ゲストハウスやカフェである以上に「表現する」を大事にしている場所

今回は、ココルームでの体験を書いていきたいと思います

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釜ヶ崎にゲストハウスってあるの…?

はじまりは、大阪で友人と会う約束をしたことでした

「ゲストハウスとらなきゃ」

いつものように、宿を探していると

1つだけ、天王寺に宿を見つけました

『西成、釜ヶ崎』

聞いたことがある地名で、日雇い労働者の街という印象が強い場所

かつて騒動があったりして、治安が悪い場所ということも聞いていました

しかし、それを見た私は、むしろ好奇心が湧いてきてしまったんです

「一体、どんな人がいるんだろうか?本当に物騒な場所なんだろうか?」

気づいた時には、予約ボタンを押していました

商店街の中にアートがあった

ゲストハウスには見えない

そして、迎えた宿泊当日

地図アプリを見ながら、向かうと、ある商店街に到着

カラオケ、カラオケスナック、カラオケ、喫茶…

地元の人行きつけであろう店が並ぶアーケード内

しばらく歩くと、地図アプリが終了

目の前には、アートがありました


「支援者じゃなくて…」

日替わり店長がオススメの一冊をお届けするブックカフェ

所せましと置かれた雑貨たち、カフェらしきスペース

チェックインを済ませ、荷物を置き、共有スペースへ

庭が見えるダイニングでは、近所の人、旅人、スタッフ皆で夕食

「もし良かったら、ご飯あるので食べてください」

アートで家みたいな場所だなと思いました

その時は、夕食を済ませていたので食べずにダイニングでゴロゴロ

その横で、昔の釜ヶ崎についてお話している方がいたので聞き入ってました

多くの日雇い労働者がいたこと、運動が起こったこと、今の釜ヶ崎

来る前に抱いていたイメージとは異なる点もありました

何より、そのおっちゃんが生きた証人でした


私と同じようにお話を聞いていた方がいました

福祉関係のお仕事をしていて、釜ヶ崎にも興味を持ち宿泊しているとのこと

一緒になって、スタッフの方に地元の方の様子について聞いていた時

スタッフの方が放った一言で、今までの認識がガラッと変わりました

「私達スタッフは支援者じゃなくて、一緒に悩んで成長しているんです」

「どんな人でも表現できるようにしているだけなんです」

安心して表現できる場づくりが前提

詩を読む会、絵を描く会など

どんな人でも表現できる場をつくる

その根底には、人の可能性への信頼があります

支援ではなく、信じて伴走する

たしかに、支援者-被支援者という1対1の構図はわかりやすい

教師-生徒、上司-部下、親-子供

世の中には、同じ構図が溢れています

しかし、それで本当にお互いに心地よくなれるのだろうか?

関係性について考えさせられる機会になりました

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今回は「ゲストハウス備忘録②」をお届けしました

旅は一期一会

人や出来事との出会いは続きます

では、また

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