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タイトルに疑問。サイコ×サイコの闘い【エスター ファースト・キル】

ほんますごかった良作エスターに続編がある!とすぐに観た作品。
しかも当時12歳だった主演のイザベル・ファーマンが25歳になってまた同じ役を演じるとのことで。
あの素晴らしい子役ならきっと大丈夫!と期待大で観始めたんだけど。。。

メイクと遠近法でめちゃくちゃ頑張って子どもに見せようと撮影してるのはわかるんだけど
いや、無理あるわーーい。
もう大人‼大人にしか見えない!
いやまって、でも前作でエスターは33歳の大人の女性って判明してるから
ババアに見える子ども?子どもに見えるババア?逆にこれが正しい姿なん?
と少々混乱する。

で、「First Kill」ってタイトルがつけられてるし、なんでそもそもエスターはこんな猟奇的になっちゃったの?みたいな根本のストーリーかと思ってたんだけど
これまた違うんかーーい!

序盤、警備が厳重な精神病院(つまりこの時点で危険人物扱い)から脱走するところから描かれているんだけど
もうすで警備員とか殺しまくり。
「え?え!?警備員殺したのがファーストキル?モブキャラ殺人がFirstなの?いや違うよね?そのもっと前からキルしまくってるよね?!そこからが知りたいんですけど?!」

ファーストキルとはなんだったのかっていうね。

エスター。元の名をリーナ。
脱獄後、リーナは行方不明者リストを検索して自分に顔が似ているエスターに成りすますことに。
で、行方不明だった娘(本物のエスターちゃん)が無事に帰ってきましたよー!ってことでオルブライト家へ潜入する。

けど実は。潜入先の家族がヤバい家だった。あのエスターを怯ませることが出来る人間がいるなんて相当よ。

本物のエスターちゃんは実の兄に殺されている。
息子を守るために母親はエスターちゃんの遺体を隠し、「行方不明者」として娘を探してる振りをしていただけ。

だから、母親と兄からしたら「誰やねん!この成りすまし野郎が!」って感じでリーナを受け入れるわけなんだけど、実際の事件がバレたらマズいし警察のいる手前喜ばざるをえない。

事件がバレたくない母親と
指名手配犯でここを追い出されたくないリーナ
お互いに口封じで利害関係が一致したわけよ。

けどまぁ黙っちゃいないわよね。
殺し合いに発展するよね。

ここから最初の「エスター」に続いていくわけだから
エスターが生き残るのはわかってるんだけどさ。

今作でも人間同士の粘着質な関係性をうまく描いていたり、過去から繋がった部分もあり面白い作品ではあったものの
最初の期待値には届かなかったし、なんで作ったの?って思いも少なからずある作品ってわけで…

●エスター ファースト・キル
原題:Orphan: First Kill
製作:エンターテインメント・ワン / ダーク・キャッスル・エンターテインメント / Eagle Vision
配給:パラマウント・プレーヤーズ
公開: 2022年
ジャンル:人コワ / サイコパス
鑑賞日:2024.2月

お気に入り度
★★☆☆☆

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