記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

子役がすご過ぎる映画【エスター】

3人目の子どもを流産した夫婦が孤児院を訪れるところから物語ははじまる。
少し変わっているが絵が上手で知的でしっかりした9歳の女の子エスターを養子として引き取ることに。

長男のダニエルは年齢も近いこともありエスターを拒絶。
妹のマックスは難聴で手話を使って話をするが、頭のいいエスターはすぐに手話を覚えてマックスを従えることに。

一緒に暮らしていくとすぐに、エスターには謎のこだわりがあるし、少々不気味な部分が多い。夫婦には見せないけど裏ではかなり攻撃的。
だけど「おとなっぽい」「個性が強い子」という感覚でやり過ごそうとする夫婦。
特にママの方は「懐かれてない」ことを気にして少々手を焼く。
反対になぜかパパの方にはやけにすり寄るエスター。


実はエスター。
見た目は9歳の少女だけど中身は33歳の大人であることが判明。
中身は大人の女性なわけだから
行く先々の養育者父側に執着するわけ。


エスターは自分の過去を突き止められてはいけないと、孤児院のシスターを襲う。
何も反対できない幼いマックスも容疑に加担してしまうし、
それを見ていたお兄ちゃんダニエルも脅されて、兄妹はエスターに逆らえなくなってしまう。


とにかく子役達が本当にすごい。
当時12歳のイザベル・ファーマン。
主役のエスター役、よく子役にここまでやらせたし、それを承諾した子役の親もすごいと思う。
どこまで本人が理解してセリフを言ってるんだろうとか。
すごく難しい役どころなのに完全にエスターになりきれてる。
元子役の親としては感心しかない。

次女マックス役のアリアーナちゃんは元々子役ではなく、
マックス役を探してる時にたまたま目撃されデビューに至ったお子さん。
つまり今作がデビュー作であるんだけど
元々難聴なわけだけど、表情での演技がいい!目の演技がスゴイし何よりめちゃくちゃ可愛い!エスターと一緒にいることが多い役なので「守ってあげたい」衝動に駆られる。


人間の闇深い部分、執拗な粘着した部分が描かれているサスペンス、サイコスリラーなお話。
どうなっちゃうんだろ、結末が全然読めないストーリー展開に安定した演技力。すっかり見入っちゃうし、よくある曖昧に視聴者に委ねるわけでもなく結末もしっかり描かれているのも◎
エスターがマジサイコでめちゃくちゃ面白い作品だった!


●エスター
原題:Orphan(孤児)
制作:ダーク・キャッスル・エンターテインメント / アッピアン・ウェイ・プロダクションズ
配給:ワーナー・ブラザース
公開: 2009年
ジャンル:人コワ / サイコパス
鑑賞日:2024.2月

お気に入り度
★★★★★

#大西さんちの映画レビュー  
#妻投稿  
#ネタバレ注意 #ネタバレ  
#映画鑑賞 #映画レビュー #映画感想文  
#エスター #Orphan  
#子役がすごい映画  

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?