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タカの心がスカーになる瞬間【ライオン・キング:ムファサ】

めちゃくちゃ良かった!!!!

構成としたはOVA作品 「ライオン・キング3」みたいな。
あれはティモンとプンバァの語りだったけど、今回はラフィキがティモン・プンバァ・キアラ(シンバの第一子/ライオンキング2に出演)に語り継ぐ形式。

※ナラが第二子出産のためシンバと伝統の場所へいくためにキアラ(♀)の子守をしている。


普段からヌッコの安否を気にする勢なので、ヌッコ科のライオンさん達があんなことやこんなことになるのが見てて辛かった。
ついでに象さんも巻き込まれ過ぎで辛かった。(象さん好き。しかも特にアフリカ象推しだし!)

ムファサやタカの生い立ちをずーーっとそれだけで観てたら心が持たない。
だからこそ、合間あいまにティモン・プンバァのワチャワチャが取り込まれ小休憩的な感じになって良かったし、視聴者の「それからそれから?どうなったのー?」って心をキアラが代弁してくれる手法なのもよかった。



今回の一番のテーマとしては

なぜスカー(タカ)は、スカーになったのか。


タカの気持ちもめちゃくちゃわかる。
ほんとめっちゃわかるんだよ。
だけどね
あの瞬間、ムファサに対する感情が屈辱や怒りに変わってしまったのはオバシ(父親)の育て方のせいだと思う!!!!親父の背中ツヨシ‼

マッマに似ればよかったのにね!!!
タカのマッマ、まさかの聖母。BEST MOTHER賞あげて!!


血は血なのかもしれない。


観た人に伝わってほしい。
あの瞬間!!!!タカから私達がよく知るスカーになった瞬間!!!!
違うよ?目に傷がついて見た目的にスカーになったところじゃなくて。
心がスカーになった瞬間がマジ鳥肌たった!!!!


字幕版で観たのですが。。
心配です。あの表現力が元太君にあるのでしょうか・・・。吹替版も怖いもの見たさで興味ある。。観たくないけど、、観たい。。。


「超実写」の違和感と咀嚼。


今回の「ムファサ」
超実写と銘打たれてるけど、予告観て「あれ?」と思いませんでした?
超実写って言うほどか?と。
どう見てもキャラデザは前回の実写の方がすごくリアルだったと思う。


だけど、これは咀嚼できた。
前回の実写版は【みんなが知ってるライオンキング】だもんね。
今回はみんなが知らない部分が描かれているし、表情や感情の表現を伝えやすく取り入れるのには、動物のリアルから少し切り離さないといけないんじゃないかって思った。
それだけストーリングに重きを置いた作品だということ。



んで、ムファサとタカ、
目まぐるしく追いかけっこする幼少期、そして青年期と。
他のライオンたち含めてだけど、どれがどっち!?これは誰?!って混乱することなくちゃんと見分けがつくように描かれているのもさすがだなって思った。

わちゃわちゃしてても見分けつくのスゴイ


背景はマジで超実写。
てかドローン飛ばして背景マジ実写×キャラはCGの方がもはや仕事早いんじゃないかと思うくらい背景描写がすごい!!!お花や草のひとつひとつがスゴイよ!!!さらにレベル上げてきてるよ!!!!

確か前回のライオンキング実写では、仮想現実(VR)を使った「バーチャル・カメラ」で背景を構築してたんだよね。今回もそうなのかなー?
家に4Kあればいいけどさ!!これは映画館で観てほしい理由のひとつ!


ともに過ごす仲間たちとの出会い


自由人のラフィキがなぜムファサを王と認めているのか。
なぜラフィキはそもそも一目置かれているのか(ただ単に年功序列もあるだろうけど)
プライドランドでのラフィキの在り方。
なぜそうなのかが知ることが出来て良かった。



てか一番感動したとこ!!!




プライドロックってそうやってできたのかーーーーい!!!
元々あったんじゃないのかーーーーい‼胸熱演出‼
※ベビタンシンバ掲げるあの崖ね


そしてサラビ!(ムファサの嫁)
※劇団四季ver.のサラビ。涙ピロピローーってとこめっちゃ好き(笑)
そのあとブチっとちぎるとこ含めてw


サラビとの出会いや、サラビとスカーとの関係描写。
えっと、これ2024年公開作品なんだけど初代ライオンキング公開前から決まってた設定なの?後付けにしては良くできてる。


シンバとナラのデュエットが良かったように、今回のムファサとサラビの曲もめちゃくちゃいい!!
ってか、まじでモアナ2でかき消されてるけど、ムファサの楽曲ぜんぶすごく良かったんだけど!!!!もっと宣伝してほしい!!
(初代に比べると圧倒的楽曲の良さに欠けるって評価もあったけど。そりゃハクナマタタとかには長い歴史があるからさ…)



そして大好きザズー!!
もともとはサラビの護衛班だったのねーーーー!!


なんだかんだで皆はぐれ者集団でした。



王として。



タカの父オバシのようなグータラ亭主関白な王も、
今回の悪役、ホワイトタイガーキロスのような執着心すげぇ王も。
それぞれ王としての役割はきちんと担ってるし、そういう王としての成でも全然ありだと思うの。

ただの偉そうなやつってだけだけど威厳があると言われればそうだし。血筋を守るのに各々の苦労もあるだろう。



だけど、ムファサはいつでも優しくて勇敢で思いやりがあって、
まさに王の座に相応しい人格者だと思う。猫格者?獣格者?


だからこそ、ライオン界隈だけじゃなくって種族を越えてミレーレ(プライドランド)の王になれたんだよね。

日本にもこういう総理大臣がいたらいいのにね!
ライオンに負けてる!!


にしてもだ、
ひとつ言いたいのは
ホワイトタイガーのキロス。


しつこすぎない?!!!!!(笑)





ディズニーチャンネル勢萌えポイント


そして最後に。
今回ラフィキと共にストーリーテラーになるシンバの第一子キアラ、もちろんめちゃ可愛い。


第二子が無事生まれて、最後さらにめっちゃやば可愛い子出てくるんだけどさー!!!



その子ってあれだろ?
ライオン・ガードじゃん!!!



ディズニーチャンネル勢としては嬉しくなっちゃうよね!
※ディズニーチャンネル 2016年放送アニメ
シンバの第二子カイオンのお話



可愛さは前作のこのタユタユシーンに勝るものはないけどね!



それこそ、OVA作品や、ライオンガード、絵本版とか。シリーズ全作観てると時系列とか家系図とか???になるけど、そこは深く考えないものとしよう。
深追いしなければ、かなり完成された前日譚だと思うの!!
モアナ2の傷が深かったのですごくよい時間を過ごせました!!!


イクスピアリ、モアナ2の垂れ幕・楽曲ばっかだったけど、もっとムファサ推してよ!モアナは観るけどムファサはどうしよって悩んでる人、絶対ムファサ行った方がいいよ!!


●ライオン・キング:ムファサ
原題:Mufasa: The Lion King
制作:Walt Disney Pictures
配給:Walt Disney Studios Motion Pictures
公開:2024年12月
ジャンル:Disney / ファミリー
鑑賞日:2025年1月15日(シネマイクスピアリ)

お気に入り度
★★★★★

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