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便利と不便の間4 ポイントプレゼント

ポイントプレゼント


私の教室では、出席カードにレッスンのたびにスティッカーを貼っていき、10個たまったら、プレゼントをもらえるルールにしています。
それを考えたのは教室を始めて2、3年してからだったでしょうか?社会に

ポイントプレゼント制が広まり始めた頃だったと思います。

来店ごと、購入ごとにカードにポイントが加算されていき、たまると特典がつく。
このシステムはいかなる業態でも顧客を嬉しい気持ちにさせるもの。
ならばと始めてみれば、生徒たちは大喜び

プレゼントは¥100から¥300程度の雑貨ですが、進化していた100均では、あらゆるものが手に入り、文房具はもちろん、ブロックや他のおもちゃも子供たちの心を掴み、まだ入会していない弟が、プレゼントをもらうお兄ちゃんを見て、自分も欲しくて玄関でギャン泣きすることもありました。

レッスン室に入るとすぐさまプレゼントのバスケットを覗いては、新しいものが入っていないか?楽しみにしている子もいました。

新たなプレゼントのスタイル


あれから10年以上
生徒たちは成長し、中学生も増えてくると、バスケットの中に欲しいものはなくなってきました。中には欲しいものが来るまで待つという子も(笑)
これでは、せっかく買ってきたものも売れ残りです。こちらも無駄にしたくない
と思い、一体どんなものが欲しいの?と聞いても、彼らもなかなかイメージが湧かないようでした。
そんな時一人の中学生がリクエストしたのは
「スタンプ欲しい」

スタンプ!LINEのスタンプ!

ちょっと前から中学生になると、どの家庭もスマホを許可するようになりました。
そして100%利用率がLINE!
そこにいの一番に欲しいのはスタンプなのか!
試しに他の子に聞いてみたら
「スタンプ欲しい!」

そうか、、もうプレゼントもデジタルなのか、、、
早速、スマホユーザーにはスタンプを。さらに20pためたらコンビニかスタバで使えるe-Giftを保護者も含めてプレゼントすることにしました。

そもそもレッスン代払っているのは保護者なんだから、彼らに恩恵があってもしかるべき!そして高校生は初めてのスタバGiftに大喜びでした。

プレゼントの礼儀は?


私は最近別のことでもe-Giftを利用しています。
友人のコンサートに行った時、ちょっとしたお礼、お悔やみ、にお花を贈ります。
コンサートではたくさん頂き物をするので荷物にならない方がいいし、有効期限内に自分で好きな花を選ぶこともできます。よくできたもので、デジタルのカードやパッケージは種類も豊富で相手の方の関係の距離感も簡単に適切なあつらえにしてくれます。

ただ、昔からアナログでのプレゼントは
値段を分からなくする礼儀
がありました。選んだものをレジに持っていくと値札を剥がしてくれたりマジックで塗りつぶしてくれたり、、
いかにも〇〇円のものあげますよ、というのは失礼だったのですが、e-Giftはバレバレです。
うーむ?どちらがいいのか?

見せたくないものは見せなくていい心遣いまでできるといいのに
これも便利と不便の間かな?




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