英語の歌教え方指南の旅は続く
子供に英語の歌、もしくは音読させる最も効率の良い方法は?
これは教室を開講してからいまだに悩む
ちょうど教室を始めた時にアナと雪の女王の歌が大ヒットした。
どこもかしこも
ありの〜 ままの〜 と熱唱していたけれど、その中で、
英語で歌いたい。という子もいたので、この時初めて
「英語に聞こえる日本語表記」というガイドを作った。
ディズニーの歌はとにかく歌詞が多くて、英語のできない日本人、まして子供には到底歯が立たない。
かといってジャパニーズイングリッシュ的表記は絶対したくないので母音のついてない子音のところだけアルファベット thの発音は発音記号、日本と同じに書いても差し支えないところは日本語にして、細かい注釈付きでやってみた。
レクチャーとしては十分なタスクで、受講した子は歌えるようになったけれど、時間がかかる。もっと早く歌えるようにする方法はないのか?
それからもずっと日本人にとって子音の壁は厚い
日本に英語が入ってきてカタカナ英語が一般的になる前(かな?)は表記も元の発音に近く
切符はテケツ
ソーイングマシンまミシン
さらにdi は「り」に聞こえるので、pudding はプリンになった
つまり初期の頃の方がずっと元の発音に近かったはず。
ならば、まだ英語の文章が読めない状態で聞かせた英語をカタカナでどう書くのか?そこで、試しに子供たちに英語がどう聞こえるのか?検証してみた。
ある子が名付けた「聞き書き」
とにかく流れてくる英語を自分で聞こえた通りに書いていく。写真はオリバーのマーチの歌詞
果たして、素直でリアルな表記になった。
Nobody にノボリと書いてある
この子の場合 pがbやtに聞こえる
他の子もそれぞれに違う認識もある。
こんなに違う感覚をカタカナに置き換えた英語教育の罪は重いぞ
そして描き終えたものが、このバラバラな認識でもとりあえず
せーの!で全員が自分の文を歌うとちゃんとその通りに聞こえるのだから面白い
この「聞きがき」であれば文字の固定観念がないから聞こえた「音」の再現ガイドとして使うのでよりリアルである
しかしここで想定外な問題は、聞こえた音を「書く」ことが子供には難しい。
ニューヨークのニューとか他にもトゥ、ディ フィ など子供は表し方がわからないから時間がかかる。
とにかく書くのは時間がかかる。
結局のところ英語の歌を教える時は、いっさい目は使わず、耳からの情報だけで教えてきた。それはそれで、その後想定以上のリスニングの力がつくことがわかったが、
あまりに量が多いと覚えるのにも時間がかかる
うーんうーん 時間がかかる
今回新たにどうしても歌詞の多い曲を歌えるようにしなければならないミッションがあるこれまでやってきた私の経験値全てを導入するしかないか?正しい発音で歌わせる、試行錯誤はまだ続く
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