#デジタルで変わったこと 台風情報と移動
電車を使うのに切符を買わなくなりました。
Suicaができた時になんと便利なことだろうと思いましたが、それどころか、今やスマホ一つでなんでもできてしまいます。
子供の頃、始めて切符を持たせてもらって、改札を通る時ハサミを入れてもらうのにドキドキしていたというのに、もうそんな姿は記憶の中にしかありません。
人々は足を止めることなく改札をピッピッとすり抜けていきます。
駅には伝言板があって、待ち合わせした人と会えないと、そこに伝言を書いていたのに、今は待ち合わせ場所を決めておかなくても、時間さえ決めておけば到着間近にLINEで連絡を取り合って会うなんて当たり前になりました。
そんな昭和のレトロ、改札の鋏も伝言板も21世紀を迎える少し前に無くなったようです。
ホームも車内もみんなスマホを見ている。朝の通勤ラッシュに4回くらい折りたたんだほっそい新聞を背中に挟まれながら読むお父さんなんてどこにもいません。
全くスマートなphoneです。
21世紀!「出かける」の形はすっかり変わったのです。
新しい目的地に行く時は、出発駅、到着駅、出発か到着自覚を入力して「検索」をタップすれば、瞬時にいくつかの方法が示され、料金もわかるし、乗り換えに便利な車両まで教えてくれます。
今やお出かけはノーストレス。
先日の台風のこと、夕方から飲み会があって電車でうちから急行で20分くらいの駅まで行く予定でした。
ところが土砂が線路に流れ込んで不通の区間があると「路線情報」で知って、早めに家を出ました。情報通り、急行は運転しておらず、私の乗車駅からは各駅停車のみの運転、しかもいつくるのかもわかりません。
雨もこれからいつどのくらい降るのか?
「雨雲レーダー」で調べながら
ホームで待つ間に
「LINE」で遅刻するかも知れないことを連絡すると
すぐさま
「気をつけて」
「私も遅れてます」
「待ってるよー」
と返信がきます。まるでその場で仲間に会って話をしているような臨場感です。
結局通常より30分以上遅れましたが到着して、無事飲み会に参加。
さて、今度は終了後の帰りの電車となりました。
まだ、ダイヤは乱れ続けていて、ホームについてもいつ電車が来るのかわかりません。
すると一緒にいた友達が、スマホを見ながら
「今 3つ前の駅にいるね」というのです。
彼女はこの路線通勤者なので「アプリ」を入れていて、トラブルでダイヤが乱れた時はそのアプリを見ると、どこに電車がいるのかわかるというのです。
そんなことまでわかるなんてびっくり!
おかげでいつ電車が来るかわからない未知のイライラからも解放されて、無事に帰宅できました。
いよいよ本格的に上陸した台風
その雨量で氾濫しそうな川の情報や土砂崩れの危険のあるところもハザードマップですぐにわかります。台風によって受ける影響があらゆる角度から分かるようになったデジタル時代。
安心で安全で、時間の無駄もイライラも軽減してくれる
デジタル時代の当たり前は昭和生まれにはありがたいことばかりなのです。