卵なしパンケーキ
今年もハロウィンにはお菓子
日曜日は恒例のハロウィンイベント。
FBのメモリーには、参加人数分のお菓子のパッケージを作る写真が毎年上がってきます。
今年もこの季節になりました。でも、
今年は「英語でハロウィンカフェ」と題して、夏のマーケットで習得したお買い物フレーズを使って、カフェで注文しておやつを食べようと言う企画にしました。
ハロウィンといえばお菓子です。 さてどんなお菓子を用意しようか?と考えているところへ保護者からLINEがきました。
アレルギーが
「ハロウィン参加したいんですけど、どんなお菓子が出ますか?アレルギーが多いので、食べられないものがあるんです」
10年くらい前はけっこうアレルギーの申告がありましたが、いったん下火になり、最近またじわじわと出てきました。アレルギー
どんな食材がダメなんですか?
「ナッツ類 蕎麦、魚介類、甲殻類 ですが、市販のものなら本人が食べられるものがわかっているので大丈夫です」
なるほど、ナッツは承知、あとはえびせんとかは避けると言うことか、、
でも最近増えてきた小麦粉は大丈夫で、卵もバターもOKとのこと。そこそこ選択範囲は広そうです。
幸い早めに買っておいたハロウィン仕様のお菓子はセーフだったのですが、カフェとなるとただお菓子を買うだけでは駄菓子屋さんと同じだから、ちょっとカフェらしいものを出したい。
そこでパンケーキを作ることにしました。
そういう企画もできるようにと計算に入れて、会場に借りた施設はコミュニティセンターの調理室。
堂々と料理して食べられる会場です。
そこにホットプレートを持ち込んで、そこで焼いて食べる。
バターの香りが広がればモチベーションも上がるはず。
と、そこにもう1人アレルギーが!
「卵がダメなんです」
なんですと!卵かあ、、、、
新たな壁!
でも、パンケーキは卵がなくても焼けるはずだと思い、まずはホットケーキミックスの売り場を見にいくことにしました。
すると、製品に卵が入っていない粉もあります。
やはりこの時代、卵アレルギーの人も多いからメーカーもちゃんと配慮しているようです。
保護者に確認したところ、その工場の他の製品に卵を使用していても、製品自体に入っていなければ良い。と言うことだったので、卵なしのパンケーキを作ることにしました。
一緒にお絵描きできるチョコレートシロップも購入
そして、試しにその粉で卵なしパンケーキを焼いてみました。
よくできたもので、ベーキングパウダーでそれなりに膨らむし、味もよくできています。
よし!これで行こう!
卵なしパンケーキ
さて当日!のカフェメニューは、市販のお菓子、お菓子の当たるくじ引き、ポテトチップをスコップで詰め放題、パンケーキ。これを並べて自分で欲しいものを注文します。
これならアレルギーの子は自分で食べられるものを選ぶこともできます。
もちろん英語表現もはじめにしっかり練習。
我が教室の生徒以外に初めてきた子もお菓子のためなら英語もしゃべる。英語で注文もできそうです。
そしてパンケーキの香りが会場に広がり始めると、注文は
Pancake,please.
Pancake,please.
次々とパンケーキの注文が入ります。はじめに注文した子にチョコレートソースでお化けの顔を描いてあげると、
「可愛い!」
と大喜び。さらに注文は殺到しました。
そして、卵アレルギーだった子は
2回パンケーキを買いに来ました。
普段、街でパンケーキやクレープを売っていても食べられなかったのに、今日は焼きたてのパンケーキを何回でも食べられるのが嬉しかったようです。
正直、はじめは「アレルギー条件」でのお菓子選びはちょっと面倒でした。
でも、そんな世の中になったのはアレルギーの子のせいじゃないし、すでに3歳にして、それをわかっていて、世の中にある「美味しそうなもの」を食べられないのは残念なことです。
難しい世の中ですが、工夫すれば世界は広げられる。
この日、
1人残らずこのフレーズは言えるようになりました。
Pancake,please.