#第二次世界大戦
加藤のファミリーヒストリー4 二金の疎開
東京にいるのは危ない。疎開はしないとならない。では日本で一番安全なところはどこなのか?
地図を見て清は考えます。
日本の真ん中。どの都市からも遠い場所は長野県か?
長野県の知り合いを探した清。そこに偶然にも尚文の高校時代の友人の姉が長野県伊那市の大原薬局というところに嫁いでいることがわかりました。
早速連絡してもらい長野県伊那郡山吹のりんご農家への疎開が決まります。
二金(にきん)という屋号の地元
加藤のファミリーヒストリー3 戦争の波へ
清はたとえ子供であっても常に「尊重する」姿勢でした。
綺麗好きな清は毎朝自ら掃除を欠かさない人でしたが、ある時君枝が本を読んでいるときに、掃除を手伝おうとすると
「いいからあなたは本を読みなさい。青い鳥、お父さんも大好きなお話だ」
と言ったそうです。
誰かが何かをしているときにはそれをやめさせたりしない。たとえ自分が父親でも
子供を対等に考える人でした。
清は東芝をやめると、尚栄電気株式会社を立