「日本語教師になるには」

「日本語教師になるには」(益田美樹 ぺりかん社)
http://www.perikansha.co.jp/Search.cgi?mode=SHOW&code=1000001885

ジャーナリスト、ライターである著者が、さまざまな日本語教師を取材して著した、日本語教師という職業の紹介となるための方法についての本。第1章では、海外や日本の大学で日本語教師をされている方のインタビューがあり、日本語だけでなく日本文化も教えるというところが特に印象的だった。第2章では、日本語教師は世界平和に貢献できる仕事との見出しから始まり、日本語教師の歴史(江戸時代の鎖国のときも日本語教師がいたとのこと)や、役割、仕事内容、職場、勤務状況などについて説明している。さらに、日本国内の外国人に教えている日本語教師のインタビューもあった。第3章では、実際になるための方法として、日本語教師養成課程をもつ大学を出る、日本語教育能力検定試験に合格する、専門学校などで行われる420時間の養成講座を修了するの3つが説明されている。日本語教育能力検定試験は年に1回実施されるとのこと。
http://www.jees.or.jp/jltct/

日本語教師になるために今からできることとして「国際社会に興味をもつ」「日本にいる外国人を知る」「外国語学習に注目」「日本語プラスαにふれる」が挙げられていて、これらは日本語教師にならなくても大切であると思った。

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