ご利用は計画的に・・・

科研費で「すぐにほしい」ときは立替請求というものがある。文字通り立て替えて支払って、後で所属機関から入金してもらうのだ。

先般の論文執筆中に、「今すぐ欲しい本」がたくさん出てきた。しかも発行年が1950年代から1980年代のものを中心にした稀少本。もちろん、図書館経由で発注してもいいのだが、図書館は契約しているところからしか買えないので、びっくりするくらいの値段になったりする。

そんなわけで、自分で立て替えて発注するのだが、タイミングを間違うとひどい目に遭う。所属機関からの入金のタイミングというのは、かなり先で、1ヶ月か2ヶ月先になる。所属機関に立替申請するタイミングを見据えつつ、発注のときには手持ちのクレカの締め日を考えなければならない。だけど、海外発送だと到着まで時間がかかるからそのタイミングも計らなければならない(私の所属機関の場合は、立替請求のときに本の写真も送らねばならないから、手元に届いてからでないと請求できない)。

今回、私は失敗した。1日違いで、クレカの翌月請求に間に合うタイミングで発注してしまったのだ(ぅぅぅ)。送料込で5万くらい立て替えた。

結果、いま現金がない。ここまでスッカラカンになったのは初めてだ。現金がないからクリニックに行けない。今回は発熱と喉の痛みと咳。尤も、最近聞いたニュースでは、保険薬局で咳止めが不足しているということだったので、行っても薬が処方されなかったかもしれないし、よしとするか。

というわけで、自力で治そうとしている。幸いなことに、以前念のため買っておいた「銀翹散エキス顆粒Aクラシエ」が開封せずにあった。これと白湯でごまかしながら過ごしている。熱は下がったのだが(平熱以下・・・どうなっているんだ?)、どうも本調子ではない。

そして、そのボンヤリした頭で危うく同じ轍を踏みそうになった。欲しい本。もう2日くらい待たねば。

あれだけ苦労して蔵書の自炊作業(裁断→PDF化)してきたのに、自炊できない稀少本がこうして家にたまっていく。

いいなと思ったら応援しよう!