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未来を想像したクリエイティブが必要『Winny』
◾️今日の映画『Winny』(2023)
2004年、革新的なファイル共有ソフト「Winny」が開発され、利用者による悪用が大きな社会問題になる。そして、逮捕されることになった技術開発者・金子と弁護士が、無罪を勝ち取るまでの7年間の軌跡を追う。
わたしは新しいメディアが好きだ。レコードで音楽を聴く楽しみも、書籍などモノで持っているものもたくさんあるけれど、新しい形のメディアができると興味を持つし、使ってみたいと思う。昔、新聞社で働いていたのけれど、紙の商売価値もわかるし、だけれども時代が変わるのならウェブでどんどん形を変えていこうよというタイプだった。
Winnyが登場したとき、わたしも使ってみたことがある。音楽を聴くにもCDを買わなければならなかった時代、よくラジオを録音して編集し、繰り返し聴いたりしていたんだけれど、お金がないと音楽が聴けないなんて!と思っていたから、すげえ!と思った。でも結局、わたしが聴きたいようなものはそんなになかったし、音楽を作ったひとにお金払わなくて聴いていいんだろうかというピュアな気持ちもあってすぐやめてしまった。
金子さんが捕まったときのことは覚えているけれど、本質的なことがわかっていなかったと映画を見て思った。著作権どうこうっていうのは、これからの時代に管理しきれないだろうと当時は思っていたし、誰かが捕まればみんな使わなくなるだろうという見せしめだと思っていたけれど、争点は「ファイル共有ソフトを作ったこと」と著作権は関係ないだろということだったんだな。確かに勝手に映画とか音楽をアップしたのはユーザーだし。
あのとき多くのひとが今という未来を想像していたはずで、結局サブスク聴き放題、YouTube見放題、だからこそボーダーレスに多くのひとに伝わっていくものが生まれる。Winnyはもはや走りみたいなもので、むしろ讃えられるような技術だったのかもしれない。その未来を想像できずに批判をしていたようなひとたちは、新しいものを作れない。だから、そういう大人になりたくないと思っていたし、自分が今もそうなっていないことに少し安堵している。
Netflixで鑑賞
◾️今日の日記
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家でごはんを食べるとき、なんとかラクをしたい一心になってしまいます。ハンバーグの味付けで、丸めないまま挽肉と玉ねぎを炒めて乗せちゃうごはん。目玉焼きとコンソメスープ。仕事帰りでも簡単です。