100年前 20200901

 近年、約100年前の状況が再来しているのではないかと感じるときがあります。
 1918年からスペイン風邪の大流行で、多くの感染者、死者を出した状況は、新型コロナウイルスの世界的な流行と重なります。

http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/pandemic/QA02.html
インフルエンザ・パンデミックに関するQ&A
スペインインフルエンザ(1918-1919)
第一次世界大戦中の1918年に始まったスペインインフルエンザのパンデミック(俗に「スペインかぜ」と呼ばれる)は、被害の大きさできわだっています。世界的な患者数、死亡者数についての推定は難しいのですが、患者数は世界人口の25-30%(WHO)、あるいは、世界人口の3分の1(Frost WH,1920)、約5億人(Clark E.1942.)で、致死率(感染して病気になった場合に死亡する確率)は2.5%以上(Marks G, Beatty WK, 1976; Rosenau MJ, Last JM, 1980.)、死亡者数は全世界で4,000万人(WHO)、5,000万人(Crosby A, 1989; Patterson KD, Pyle GF, 1991; Johnson NPAS, Mueller J, 2002.)、一説には1億人(Johnson NPAS, Mueller J, 2002.)ともいわれています。日本の内務省統計では日本で約2300万人の患者と約38万人の死亡者が出たと報告されていますが、歴史人口学的手法を用いた死亡45万人(速水、2006.)という推計もあります。

 2018.01.29には、セーヌ川が氾濫しパリ市街が浸水しています。
 1910年にも同様に、パリ市街が浸水しています。

https://www.businessinsider.jp/post-161164
パリ水没 —— 過去の教訓は生かされてなかったのか | Business Insider Japan
フランス政府は、セーヌ川が1月29日朝(現地時間)に最高水位を記録したと発表、水位は13区にあるオステルリッツ橋付近で5.85メートル(19.2フィート)に達した。
1910年の洪水では、パリ市街は数カ月にわたって浸水し、腸チフスやしょうこう熱などの伝染病が広がった。

 温暖化によると考えられる気温の上昇ですが、記録にある最高気温は、デスバレーの1913年の56.7度です。
 2020.08.16には、世界で3番目に高い54.4度を記録しています。

https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5f3b2021c5b6e054c3fdcac1
デスバレーはなぜ暑いのか? 驚異の「54.4度」を記録、世界で3番目の最高気温か | ハフポスト
8月16日には「54.4度」を記録した。正式に確定すれば、世界で3番目に高い気温になるという。
ギネス世界記録によると、過去最高の気温は56.7℃。1913年7月10日に、同じくデスバレーで記録されたものだ。

 1923年の関東大震災も、発生からまもなく100年を迎えます。
 備えが必要であると推察されます。

http://www.bousai.go.jp/kyoiku/kyokun/kyoukunnokeishou/rep/1923_kanto_daishinsai/index.html
報告書(1923 関東大震災) : 防災情報のページ - 内閣府
1923(大正12)年9月1日正午2分前に発生した関東大地震はマグニチュード7.9と推定される、近代化した首都圏を襲った唯一の巨大地震であり、南関東から東海地域に及ぶ地域に広範な被害が発生した。死者105,385、全潰全焼流出家屋293,387に上り、電気、水道、道路、鉄道等のライフラインにも甚大な被害が発生した。

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極論空手形 / Extreme Argument Fictitious Bill
記事を読んでいただきありがとうございます。 様々な現象を取り上げ、その現象がどのように連鎖反応を誘発し、その影響がいかに波及するかを検証、分析していきます。 皆様のお役に立てればと考えております。 応援のほど、よろしくお願いいたします。