#29 ラッシュで送り込まれた大量の列車を送り返す。
前回は十津急線(小田急をオマージュした架空鉄道)ラッシュ時の処理としてラッシュ時の終わり〜日中の埋め方を備忘録的に残す形で記事にしましたが、今回はラッシュで送られてきた列車を、ピークとは逆方向に送り返す処理を書き残しておきます。
なお、大量の編成を郊外の車両基地に戻す際に、なるべく回送を用いない方法で行なっていきます。その方が利用者のためになるほか、時刻表にした時に華が出ます。
前回はこちらのリンクからどうぞ!
まずは各駅停車から設定していきます。
十津急線は都心部にホーム有効長が短い小駅がある設定のため、都心に入る各駅停車(青)は相対的に短い編成(ここではオマージュ元と同じ8両編成)を使用します。
各駅停車は速達列車の頭を押さえる制約となりますが、ラッシュでは各駅停車が日中よりも到着するため、その折り返しとなる各駅停車=制約も増えます。それゆえ後から各駅停車を設定するのが困難になると思われるため、最初に設定しておきます。
なお専用編成を別の目的で折り返しても面白いのですが、こうした目的外の運用は同時に足枷にもなります。またこの後急行向け編成も大量に到着し、折り返していくので制約の根本的な解消には至りません。
全てを各駅停車で折り返しても供給過多なので、一部はほぼ各駅に停まる偽速達列車、区間準急(水色)で折り返していきます。以下各駅停車と同義で扱っていきます。なお区間準急の通過駅は8両編成しか停められない駅で、10両編成を各停に充当しなければならない時用に作った種別です。これはオマージュ元と事情が異なります。
さて、上り列車は都心に近づくにつれて本数が増えますが、それは各駅停車でも同じこと。その送り込みとして折り返してきた各駅停車を使用し、郊外への本数を調整します。
似た事情にはなりますが、上りでは複々線を境に各駅に停まる速達列車、準急(緑)が複線区間で各駅停車の代わりを担うため、複々線区間ではまた別に区間運転の各駅停車が設定されています。その送り込みとして、再び折り返してきた各駅停車を使用します。
しかしこれにより、下りの各駅停車が少なくなってしまいました。
そこで、下り列車でも準急を用意します。編成はこの先大量に折り返してくることになる急行用編成を先んじて使用しておきます。
上り急行の折り返しを設定します。前述の下り準急で使わなかった本数分、下り急行として設定します。需要よりもとにかく郊外の車両基地に戻すイメージで、本当は回送でもいいくらいです。必ずしも日中のように遠方まで走らせる必要はなく、各停のように近距離で終わらせてもOKですね。そういった列車は「何のために走ってるの?(笑)」と言われたりするイメージがありますが、有意味かつ面白みのあるレア列車になります。
ここで、回送のメリットをまとめておきます。
未完成ですが、今日の時点ではここまで進みました。一応日中下りパターンまで繋がっていますが、より郊外の区間がまだ設定できていません。
唯一設定した特急は大量の折り返し列車と共存するため、急行と所要時間が変わりません。通勤時間帯には特急が到着できないため、早朝に着いた特急を長い時間留め置いて折り返しています。平日といえど、観光向け特急は朝に出しておきたいのです。地下鉄に直通した通勤特急もあるので、反対に地下鉄から特急を出して補完します。
準急は各停の役割をもって下ってきたため、終着駅も各停並みの手前の駅ですが、各停として折り返すことができないのが今後の課題です。各駅停車として折り返すとしたら途中駅で車両交換が必要になりますが、それも面白いかもしれません。ちなみに準急ですが、地下鉄直通可能&都心部で通過運転&郊外では各駅停車の間隔を詰めることが出来る便利な種別なので適宜追加設定しています。
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