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梅雨が来た。

雨ばかり降っている。
会社はコロナ休業を命ぜられ、休みになった。お金はないし、どこにも行けないし、鬱になるかと思いきや、そうでもない。たっぷり眠れるし、食欲はあるし落ち込みもしない。良いことだと思う。
創作活動も、ほどよく進んでいる。エッセイとは、とても良い文学ジャンルだと思う。いつでも書きたいときに自分の思いをキャンバスに絵を描くように書くことが出来る。私はもう、ピアノは弾けないが、文章を書くことは、ピアノを弾く感覚にも似ている。私は以前、職場の同僚に、私はジャズピアノが向いていると言われたことがある。私が詩を書いていることを話したからだろう。ジャズピアノは自由に弾きこなすものだかららしい。最も、私のイメージでは、ラヴェルの「水の戯れ」なのだか。あんな風に軽やかな美しさがほしいと思う。
雨が降っているならば、雨水が道に流れていく音をイメージしたり、雨音に耳を澄ませていよう。自然に還ろう。私をつかさどるものは、風と水の流れだと思うから。

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