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離さない

駄菓子屋の
駄菓子を見ていると

幼い頃を思い出す

本を読むことが大好きだったのに
プロの作家にはなれなかった

書くことが好きでも
プロのライターではない私

「どうせ、与えられたことだけ
こなしてるOLなんでしょ?」と

内科の主治医に揶揄されて
憤りを感じても
抵抗できない私

けれど、私には愛がある

私を愛してくれる夫がいる
詩人の仲間がいる

プロの書き手ではないけれど
私は書きたい

たくさんの愛や、痛みや

夢や希望を

私は、書く

私を書く
あなたを書く

書くことが私の人生だと
信じているから

握りしめたペンは
命尽きるまで離さない


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