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ワイの女(いわゆるシンセ)遍歴についてふりかえる。

ワイ将バンドマン(キーボード)を始めてはや約3x年、唐突だが歴代の愛機について語りたい。

1.高校時代(1980年代後半)

今はなきゲーム雑誌:BEEPの記事に触発されて、ゲーム音楽に興味をもつ。

だがしかし、高校生なのでもんのすごく金はないし、頼りになる(古くなった楽器を恵んでくれる)先輩もいない。色々あった末、ワイの愛機はヤマハのショルキー2(SHS-200)とMSX2+FMPACだった。


ええ、クラスの出し物でMSX2でバッキング作って一人ユニットやりましたよ。筋肉少女帯コピーしましたよ。これでいいのだですよ。ああなつかしい。

この時期はパソコン音源とMIDIの間みたいな時期で、自分としてはぜひともMIDIに移行したかったのだが、なーんせ、そういうシンセorシーケンサーはたかくて買えなかった。MSX用のMIDIアダプタを(雑誌に載ってた回路図を元に)作ろうとしたのだが、見事に失敗してしまった。正直、今でも後悔している、もっとハード作る能力あったら、充実したDTMライフ始められたのになって・・・・。

2.大学時代(1990年代前半)

いくつもの大学入試に落ち、なんとかFラン理系に滑り込んだワイ将、うれしかったね。受験勉強から開放されるは、自宅の束縛から自由になるわ、なによりお金が自由になるのがうれしかった。

何ヶ月分かの仕送りを勝手に投入し買ったのがYAMAHAのSY-22ですワ

ぶっちゃけ、感動したね。FM音源では出せないPCM音源のピアノの音とかストリングスとかパイプオルガンとかエフェクタ内蔵とか、まァとりあえずはほしい音はみんな揃ってた。バンド活動も始めて、マジ新しい世界が切り開けたって感じでした。

ほかにも沼津のすみやにほぼジャンクで売ってたCASIOのFZ-1、友達から安く売ってもらったROLANDのSC-55とか、PC-9801のノートのバスに直付けのKAWAIのMIDI音源モジュールとか、いやぁ、バブル弾けた割に優雅なシンセライフ送ってたなぁ。

そいでもって大学時代に一番想い出深いのが、KORGのDW-8000。当時ドリームシアターが流行っていて、ケヴィン・ムーアすげぇなってみんななってたんだけど、なんとこのケヴィン・ムーアの使っているKORGのシンセが当時、なぁんと学生にも手が届く中古で6万ぐらいで買える!!!!!、ワーオGREAT!!!!、速攻で沼津から渋谷まで買いに行きましたワ。

DW-8000はなんつってもリードの音が良かった。いまふりかえると、ただのSAW-WAVEをでチューンして重ねただけなんだけど、すんごくイイ音がする。デジタルディレイが内蔵なのも満足度高かった。ぶっちゃけ今でも状態のいい奴があったら欲しい。重さは結構あったから本気でライブやセッションに使うならLegacy Collection買うけどね←←←←←

3.社会人前半

沼津から横浜に出てき来る時に、荒く扱って大分ガタがきていた機材は全部売ってしまった。DW-8000がもうちょっとアコースティック系の音に強ければいいのに、と思って最初のボーナスで買ったのがKORGの01/W proの中古。

始めての76鍵だったんだけど、たしかにちょっと重いけど、使い勝手はサイコーに良かった。社会人になって金回りが良くなったから、本当にいろんなシンセを渡り歩いたよ。Roland のRD-500(よくあんな重いもん買ったよな....)、JP-8000/JP-8080(両方買った)、手放したDW-8000が忘れられなかったからモジュール版のEX-8000、01/WからJV-90に乗り換えたけど音の方向性の違いにビビったり、KORGの音が忘れられずにX-2買ったけどなんか違うって2日で売っぱらったり、んまー色々あったワ。

みんなソフマップの中古で買ってるあたり、んまァお金ねぇんだな、っていうアレ・・・・。

4.ショルキーに戻る。

んでまぁ、あんまり重い奴がだんだんしんどくなってきたから、RolandのAX-1とKORGのTR-Rackの組み合わせにしてみたわけよ。これがもうサイコーでさ、正直今でも現役よ。もう20年ぐらい経つかな。あまりに良すぎて他のシンセに移行できなかったのが悔やまれますワ。

TR-Rackは本当にサイコー。ポルタメントだけ使えないけど、内蔵エフェクタなんか専用機並のポテンシャルあるからね。使い始めて10年ぐらいで内蔵エフェクタがすごいことに気づいたんだけど、もっと早く使っとけばよかったよ。

AX-1後継のAX-Synthも買ったんだけど、重かったのと音の好みがイマイチ合わないので2年ぐらいで売っぱらってしまった。


5.88鍵盤の旅

一方で、さすがにAX-1の36鍵では色々とこなせないセッションやバンドがあったので、いっそのこと88鍵の奴買うか、ってなった。RD-500は一度手に入れたけど3ヶ月ぐらいで手放してしまったし、そのあとは01/W pro→JV-90で、うーんちょっと本格的な奴買ってみるか、ということで始めて新品で手に入れたのがRolandのRD-700、最近はNXだのSXだのあるけど、ワイが買ったのは無印のRD-700。

一度ライブで使うのに担ぎ出したことがあったけど、これがもう死ぬほど重かった。24キロだぜ24Kg!、なんぼ力持ちのワイでも腕ちぎれるかと思ったワ。

だが使ってみると88鍵のピアノ鍵のシンセはなかなか便利だと気づいた。なんつっても88鍵だと「これより上がない」っていう満足感がある。そこそこ軽くて丁度いい88鍵のシンセないかなー、と思ったら、ありましたよ、YAMAHAのMOX8、お値段もお手頃、重量も10Kgちょっと(14Kg)、やったね!!

なかなか重宝しました。気に入らなかったの点としては、ピッチベンダーがジョイスティックじゃないことと、薄くて透きとおったRolandみたいな音が苦手だなってこと。んまぁ音については悩ましいところだけども、このあたりのシンセからボコーダーがついたり、USB+オーディオインターフェースがついたり、なんでも盛る感じになりましたねぇ。

6.90's機材がビンテージとかなぁ

んでまぁ、そんなこんなでジャンク機材を漁って2X年、ついに手に入れましたよ、憧れのJD-800を。

あ、↑これは最近Rolandが出したソフトシンセですけど、たまたま見つけたサイドパネルがひび割れてる中古のJD-800を買ったんですよ。↓これが証拠や!。

いやぁ90'sの音ですね。前傾スタイルで弾くのめちゃくちゃ気に入ってたんだが、あるひ突然音色のパラメータが勝手に変わるようになってしまい、売っぱらってしまった。おそらくツマミだのスライダーだのたくさんあって、それらが劣化した結果だと思うんだが、あの使い勝手は”パッケージング”って意味だとソフトシンセなんてお話にならないから本当に惜しい。Rolandサン、ソフトシンセだけじゃなくてマスターキーボード出してくれませんかね、JD-800をオマージュした見た目で2Kgぐらいの軽い奴。←

7.ほかにも色々買った

他に買ってあまり使わずにサッサと売っぱらったものと言えば、XV-5050, XP-30(これは気に入ってたので機会があれば使いたかったがFA-08買ったからイマイチ出番がなかった)、KORGのX-5D(これは手放すんじゃなかったナー)、NS5R、N5、コンパクトな音源代わりに買ったけど使わなかったYAMAHA QY70、オーディオインターフェースやMIDIインターフェースとしてRolandのUA-20/UA25/UM4/UM880/UA-101 、一時期マスターキーボードにハマってた時期に、Roland A-33、 PCR-30/PCR-80/PCR-300、案外良かったのがNovationのXiosynth、25鍵買って鍵盤が足りねーなと思って手放したけど49鍵の奴買い戻したワ、なんせシンセリードとSawSynthがすごくよかった、あとはジャンクで2000円か3000円ぐらいで買ったYAMAHAのTX81Z、ROLAND U110/U220、KAWAI SPECTRA KC20、あ、そういやRolandのAXIS-1買ってたな、全然使わんかったけど。うーんこんなとこか?。

ほかに手に入れられなかったけど買っとけば良かったと思うのがAKAIのVX600、シンセリードの音がふっといのよ、ソフマップで4万ぐらいの時に買っておけばよかったよホントに(37鍵という微妙さにアレかもだけど)。

8.ナウ

今、メインで使ってるのはFA-08, KingKorg,AX-1、AX-1は徐々にLinuxのソフトシンセに移行しつつある。

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AX-1はFC-50と組みあわせて、ほぼギタリストやでイェーイ!、予備のAX-1とAX-7もあるぞ!!。ちなみに、AX-1と組み合わせてたTR-Rackは完全に壊れてしまい、ジャンクとしてハード○フに引き取ってもらった。まぁ予備のTR-Rack買ってたけど。

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未練がましく残してる音源モジュールもあって、JD-800,FantomXR,TR-Rack(二台目)の三台、あんまり使ってないからそろそろなにかに使いたい。

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9.まとめ

んまぁ、中古でよくこれだけ集めたもんだよ。新品で買ったのはRD-700,MOX8,FA-08,AX-Synthぐらい。ほーんと我ながらケチだわぁ。

今後の予定としては、AX-1+Linuxのソフトシンセでギターエミュレーションを極める予定。88健はどうすっかなー、なんだかんだでFA-08というかRolandの奴って色々便利で手放せないんだよねー、Juno-Di手放せない人もたっくさんおるでしょ。

んまぁ、こうやってまとめてみて思うのは、結局ライブなりCD(ついこういう表現を使ってしまったが、もう知らない世代も出てくるんだろうなぁ)なり形にしないと、なんかもったいないな、ってこと。正直自分は全盛期は過ぎてしまった気がするし、これからどれくらい音楽活動を続けられるかはわからないが、んまァ持ってるシンセのお別れ会ぐらいのイベントぐらいはしてやりたいよね、ウン。

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