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さよなら終身雇用。それでも安定するためには他人のキャリアをのぞき見大作戦だ。

はじめまして。自己発信型転職サービス『DIGROW』というサービスのプロデューサーをやってます。

ご存知の通り終身雇用がさよならしますね。

仕事選びに必要な情報を自由化したい私達としては避けられない話題でして。

結構いろんな所でいろんな方が言及しています。

終身雇用無理です

定年制度廃止します

解雇規制緩和します

という流れがありそうで、新卒一括採用も薄まっていき、年功序列と終身雇用がなくなり、そして実績を残せないとクビ切られるようになっちゃうので

AIやらRPOとか色々あるけど変化に適応して頑張れ!!

みたいな論調が多いです。

ただ、でどーすりゃいいの?という具体的な話ができなくてモヤモヤしていて、日経電子版の下記の記事を読みました。

大手も安定しないし、柔軟に中小も視野に入れようぜ。ただ中小だと大手に比べて情報が表に出ていないかったり、隠れブラックなどもいるから中小を選ぶための10カ条で見極めていこうぜという記事です。

具体的な話で良いなと思いつつ、変数がめちゃくちゃ多くて学生が見極めるのは大変だろうなと思いました。

入社しないとわからない事も多いし。

中小に限定されている話なので大手中小ベンチャーどれがいいか論ではなく選択肢は広げておいたほうが個人的には良いと思ってます。

そこで、そもそも高学歴ではなく理系でもない人が一番被害を受けるし困ってるのでは?

具体的にどのようにキャリア選択すれば良いのか、それでも安定を勝ち取るために!を考えてみました。

安定を求めるについて

そもそも安定を求めるについて。

結局、富士通がリストラしようが、経団連が終身雇用無理って言おうが

安定を求めるわけですね。

昭和生まれの根性論おじさんから見ると「会社に安定求めるな」と思ってしまうのですが、

冷静に考えるとネガティブなニュースを見すぎて希望を持てない。

どうやら大手でも泥舟が増えたらしいぞ、だからしっかりした船に乗りたい。

そう感じても仕方がないよなぁと。

ただ、「安定=1社で定年」は改めよう

安定を求める事は否定しません。

ですが、「安定=1社で定年」までという考えだけは改めたほうがいいです。

それは無理です。これが令和です。

一生懸命やってさえいれば、年功序列で、

それなりのマイホームを建て、たまに海外旅行にも行けるし、

ちょくちょく飲みにもいく。

それが担保されるだろう。

だから心身ぶっ壊れない程度に我慢して

ちょっとしたやりがいを見つけて定年まで頑張る的な。

思い込んでいた事、親や先輩がそうだった事、

安泰な人生行きの電車が、実は次の次くらいの駅で強制的に降ろされて

自分の足で歩いてね、以上。

こうなりそうだ。なるだろう。と言われていた事が手触りのある形となってやってきた。という事態が起きています。

安定は会社に属する事で得るのではなく自分の足腰を鍛える事で得られる

どうやら会社に属してさえいれば人生は安定する。という考えは改めたほうが良いという事がわかります。

これは完全に幻想になっちゃった。

だからこそ安定は会社に求めるものではなく、自分自身の足腰を鍛えて

定年まで走り切る。その手段を自分自身で考えなければいけなくなりました。

足腰を鍛えないとどうなるか

モタモタしてたらこんな記事が。

こんなのも

どうやら市場や時代にニーズがないスキルや、AIやロボットで置き換えられちゃうスキルだけしか持っていないとデンジャラスなようです。

令和社会人は、時代の変化に適応し、時代に沿った柔軟なスキルを持っておかないと定年まで走り切るのに苦労しそうです。

時代を先読みしながら目利きしていく必要があるのですが、これはとても難しいです。

僕も転職サービスに関わってきましたが、未来を予測するのは本当に難しいです。

で、どーすりゃいいの?

で、どーすりゃいいの?ですよね。

預言者ではないし、予測が外れたら怖いし。

なので別にニュースを読み解いて未来を予測しなくても

さらに高学歴じゃなくても、理系じゃなくてもできる事を紹介します。


スカウトを送る立場になろう

それはスカウトする立場になる事です。

なぜなら転職活動中の人を大量に見る事ができるからです。

目利き力が無いうちに選べと言われてもやっぱり難しいです。

目利き力は社会に出てから備わってくる側面もあるし、ファーストキャリアでなるべく広い世界を見ておく事で柔軟な思考に繋げようという作戦です。

スカウトするためには転職中の人たちが登録しているデータベースにアクセスして転職活動中の人たちの履歴書職務経歴書を見る必要があります。

・どういう経験をしてどういうスキルがある人が
・どれくらいの年収で
・どれくらいの数オファーをもらっているか
・どういう業職種の人がどういう業職種に転職しているか

これらを大量に目に入れましょう。

逆にどういうスキルの人が年収が低くて、スカウトも来ない。も見ましょう。

これによって市場のニーズも把握できますし、ちょっと先の事もわかります。また、しばらく普遍的っぽいなという業職種もわかったり。

そしてそれができる立場の人は下記3つ。

『企業の人事職』

『転職エージェント』

『求職者のデータベースを管理するHR企業』

『企業の人事職』は採用のためにスカウトサービスに登録していたり、求人メディアに出稿しているため、転職活動中の人たちのデータベースを覗く事ができます。

『転職エージェント』は求職者を集客して企業に斡旋する仕事なので同様に転職活動中のデータベースを覗きます。
面談で転職理由なども聞く事ができます。

『求職者のデータベースを管理するHR企業』は、リクナビNEXTやマイナビ転職、DODAなどを運営しているHR企業です。運営者として覗く事ができます。大手だけではなく中小でもそこそこデータベースを保有する企業もあります。未経験でも入れるでしょう。

目利き力が備わっていないうちにこれだ!と意思決定するのではなく、

柔軟に生きていくためにまずは「他人を見る」「他人を覗く」から始める。その場所からキャリアをスタートするのも一つの手かなと。

「覗く」→「知る」→「実行する」のサイクルを手っ取り早く回す事で

ナマの情報を知り、最後は自分の「好き」と接続する。

その準備を。

あくまで一つの手段です。

強要したり、べき論を押し付けたりすべきではないですし、

複業とかパラレルキャリアとか色々あるので。

あくまで一つの例をそっと置いておきます。

あ、転職会議やVorkersも良いかも。

あ、『DIGROW』でも他人の転職活動をのぞき見できます笑

ご参考まで。

追記:写真は私です。気に入っています笑

追記:#社会人1年目の私へ にも通じるのでファーストキャリアの一つの選択肢として贈ります

#COMEMO

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