【アイススラリー】深部体温を下げて熱中症対策
アイススラリーって何?そんなことを思ったあなたに今日はミキサーで作る「アイススラリー」についてお伝えしていきたいと思います。
熱中症対策には、体の表面だけでなく、深部体温を下げることも有効です。これからの夏に向けてアイススラリーについてぜひ知っておきましょう!
数年前に無人島にバーベキューしに行ったとき、隣のグループのおじさんがコードレスミキサーでかき氷を振る舞って超人気者になっていました。コードレスミキサー、外出先でも支えて便利です。こちらの商品はなんと、USBで充電できます!!
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アイススラリーとは液体と細かい氷が混ざったドリンクです
形状としてはシャーベットやフローズン、マクドナルドのシェイクを想像していただけると良いと思います。スラリーは混合物という意味を持ち、アイススラリーは氷が混ざったどろっとしたドリンクです。シャーベットやフローズンとはまたちょっと違うようです。
アイススラリーの簡単な作り方
暑い夏の運動中、体を冷やしながら塩分を補給するために役立つのがアイススラリーです。
氷と飲料を混ぜて作る冷たいアイススラリーは、体温を効果的に下げるのに役立ちます。運動前、運動中、運動後と分けて飲むのも良いでしょう。
次ににアイススラリーの簡単な作り方をご紹介します。
材料・機器
お好みのスポーツドリンク
氷
氷が砕けるタイプのミキサーまたはブレンダー
作り方の手順
氷と飲料の準備
スポーツドリンクや塩分を含む飲料を用意します。これは、運動中に失われた水分とナトリウムを補給するためです。
氷を適量用意します。アイススラリーを作るためには、たっぷりの氷が必要です。
氷と飲料を混ぜる
ミキサーまたはブレンダーに氷を入れます。
氷の上から飲料を注ぎます。飲料の量は、氷の量に対しておおよそ1:1の割合が目安です。
ミキシング
ミキサーまたはブレンダーで氷と飲料をよく混ぜます。氷が細かく砕かれて、スラリー状になるまでミキシングします。
仕上げ
できあがったアイススラリーをカップに注ぎます。
すぐに飲むことができます。冷たくてリフレッシュできる飲み物として、暑い日のドリンクに最適です。
ポイントは味と量の調整
スポーツドリンクの味が濃すぎる場合は、水で少し薄めても良いでしょう。
お子さんに提供する場合は、飲み過ぎてお腹を壊さないよう、量を調節しましょう。持病があって、塩分制限や水分制限が必要な方も飲む量にはくれぐれも注意してください。
深部体温を下げる効果について調べた研究
少人数の男性を対象として、アイススラリーを使って深部体温の変化を調べた研究がありますので参考にしていただけたらと思います。
大正製薬株式会社とハイパフォーマンススポーツセンター 国立スポーツ科学センターとの共同研究として、暑熱順化のない健常な成人男性7名を対象とした研究はこちら。
広島大学では、運動習慣のある若年男性15名を対象とした研究が行われていました。
タイトル:
個人差を考慮した熱中症予防法の検証:身体内部冷却を用いた身体冷却は,体格の大きい集団に効果的か?
熱中症診療ガイドライン2024より
日本救急医学会の熱中症および低体温症に関する委員会より、7月24日「熱中症診療ガイドライン2024」が公表されました。
ガイドラインの中で15歳未満の小児について、知っておきたいことがいくつか載っていたので、抜粋してご紹介したいと思います。「小児の熱中症予防において、水分摂取量の目安を設定することは有用か?」の項から引用し、わかりやすく改変した内容です。
小児は大人に比べて脱水になりやすいため、熱中症対策として水分摂取は重要(小児は、体にたくわえられる水分の量が少ない&汗以外で水分を失う量が多い)。
乳幼児は大人に比べてのどの渇きを感じにくく、のどが渇いていなくても水分を摂るよう推奨されている。
運動中の水分摂取量は9〜12歳で20分毎に100〜250ml、中高生では1時間毎に1〜1.5Lが推奨されているが、発汗量は運動の強さや気象条件によって異なるため、水分を自由に摂れる環境づくりが重要。
まとめ
今回ご紹介したアイススラリーは、体を冷やすだけでなく、汗で失われた塩分も補給できるため、夏の運動後のリフレッシュにぴったりです。
水は積極的に飲みたがらない…そんな方でもアイススラリーなら口にしてくれるかもしれません。皆さんも試してみてはいかがでしょうか?
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読んで下さりありがとうございます。読みやすいコラムを目指します。