名フィルのニューイヤーコンサートは福袋のようだった
ニューイヤーコンサートの素晴らしい音楽により、幸先の良い1年を迎えられた。
ニューイヤーコンサートに行ったきっかけ
鎌倉殿の13人のあとのCM。さんざん考えた末、売り切れ寸前にチケットぴあで申し込んだ。
何を楽しみに行ったか
まずは愛知県芸術文化センターに行くこと。
和装できめているお客さんもみえた。1年のスタートをニューイヤーコンサートでと決めている方も多いのだろう。
記憶違いでなければ前回愛知県芸術文化センターのコンサートホールに行ったのは故佐藤しのぶさんの蝶々夫人以来。
たぶんあのコンサートに行っていなければ、ニューイヤーコンサートに行こうとは思わなかった。何も知らなくても感動させられたコンサートだったので。
名古屋フィルハーモニー交響楽団の演奏は、2020年に東海市芸術劇場で鑑賞して以来でした。今調べたら2020年は無料で聴かせてもらっていた。
何にゾクゾクしたか
ジョン・健・ヌッツォさんの伸びに伸びる美声。あんなにも美しく響くものですか。2階席でもうっとりでした。。オーソレミオを歌いながら腕時計を指差す仕草に会場がドッと沸いておりましたよ。
終盤の「誰も寝てはならぬ!」はフィギュアスケートの荒川静香さんがオリンピック演技で使用したことで人気に火がついた、運命が変わる歌。
こちら↓は別の歌手によるもの。
演奏前に指揮者の園田隆一郎さんの解説があり「誰も寝てはならぬ!」の意味を理解して聴くことができて良かった。
歌劇「トゥーランドット」のトゥーランドットってお姫様の名前だったんだ。誰が誰に向かって寝るなと言っていたのか、素人にも大変わかりやすく、ありがたい解説でした。
「誰も寝てはならぬ!」を単に「おい、寝るなよ!」のイメージで聴いていたら曲の味わいがだいぶ違った。
沢田蒼梧さん。ピアニストの務川さんと同じく知多半島出身ということでTwitterで見て存じ上げていたのですが、まさかの国試前月。ストイックすぎん?あんな涼しいお顔で。。これからもご活躍を応援したい。
辻彩奈さんも息をのむほどに美しい演奏でした。天まで昇りそうな透き通った高音。ご両名は演奏とインタビューの雰囲気のギャップも見どころでした。テレビ放映では見られるのかな? 中部地方では1月9日(月)13:05〜14:17にNHKで放送されるそうです。
準備して良かったこと
やや薄着で行ったこと。分厚い上着はホールのコインロッカーに預けられ、鑑賞中ジャマにならず便利でした。
冬のコンサート会場で「あっつ・・」となった苦い経験がある。今回、2階席はシャツ1枚でも良いぐらいの空調だった。「思った以上に暑い」という声も周りから聞こえました。
買おうと思ったもの
双眼鏡。周りの何人かの奥方が双眼鏡をお使いで、見ていてちょっとうらやましかった。私もいつかまたコンサート行った時はこれを持っていきたい。
歌手のチャレンジ
ジョン・健・ヌッツォさんが「今までも色々なことにチャレンジしてきた。今年も新しいことにチャレンジしたい。」というようなお話をされていて。こんな大ベテランのアーティストもずっと挑戦を続けているんだな…と感銘を受けました。
オーケストラの演奏で手拍子するのは苦手派ですが、最後のラデツキー行進曲で調子良く手拍子してしまった。お客さんのマスクの下の笑顔が見えるような気すらしたのでした。行けて良かったです。ありがとうございました。