水野青果

行きつけのお店開拓まだまだ続きますよ。

本日は八百屋さんのお話。
もともとお店開拓のきっかけとなったのは八百屋さんでした。

諸事情あり自分で食べ物を選び、買うのが苦手な私は
誰かが買うものを決めてくれたりセットを作ってくれた方がとっても 
楽なんです。

今のご時世とっても便利でお野菜の宅配などもあるのですが、
なかなか一人暮らしの大学生の手には届かないお値段、、。

かつ東京の私の家に届けられるまでの距離的移動や
それぞれの野菜が包まれているプラスチックの袋などを
考慮すると環境にも、お財布にも一番負荷がかからないのは、
近くの八百屋さんでおすすめ野菜パックを作ってもらうことかなと。

そんなうまいこといくのかな〜と思いながら
「八百屋」と検索してみるとなんと徒歩3分のところに八百屋さん発見。
それが水野青果さんでした。


お店の外観

お店は屋根が建てられていてオープン形式。
手前には果物や旬のお野菜が並んでいます。
かごを取り、お買い物を始めようとすると焼き芋のいい香り、、。

ぶらぶらしているとレジの向こうからおばあちゃんが声をかけてくれました。

「お姉さん、今はね長ネギが旬だよ。
 あとねこのわらび、私がアク抜きしたんだよ。
 近頃の方はあんまり食べないでしょう、アク抜きさえしてしまえば
 あとはお味噌汁にいれてもいいし、炊き込みごはんにしてもいいしね。」

近頃の方と言っているこのお店の看板おばあちゃん、
なんと御歳90歳!
10代の頃からこのお店に立ち、たくさんの人とお話してきたんだとか。

「私、一人暮らしで自分で料理を作ってるんですがなかなか
 どの野菜を買おうか悩んでしまって、一人だと食べきれないことも
 多くて野菜をだめにしてしまうことも多いんですよね。」

と言うと

「じゃあ、旬のお野菜を教えてあげるからそれを買うといいよ。
 お料理の仕方も教えてあげるからね、心配しないでね〜。」

と優しく言ってくださいました。

その時買ったのはおすすめしてもらった
長ネギとわらび、チンゲンサイ菜のお花の部分、新玉ねぎにさつまいも。
自分では滅多に買わない、新たな種類の野菜たちに対面しました。

「長ネギはね、柔らかいところは小さく切って水気を切って
 ジップロックとかの袋に入れて冷凍できちゃうからね。
 お味噌汁とかに使うと便利よ。
 あとね、チンゲンサイの花はお花と葉っぱの部分はやわらかいから
 お浸しね。
 硬い茎の部分は、皮を少し剥いて炒め物にすると美味しいわよ。」

ほうほう、、それはいいかもしれない、、。
と思っていたところにご近所さんなのかお客さんが登場。

看板おばあちゃんとお客さんと私でメニューを考えるのが大変ね〜の
談笑がスタートしました笑

「またきますね」
と言い徒歩3分の自宅へ戻りさっそく教えていただいたレシピを実践してみました。

これまではインターネットでレシピを調べて作っていたけど
こうしてお野菜を買いに行くだけで今夜のメニューが決まってしまうって
すごい。

昔の日本、スーパーのなかった時代はこうやってみんなそれぞれの
お店を回りながら今夜のおかずを決めていたんだろうなあ。

スーパーのお野菜の方が確かに安いけれど、料理を作りながら
おばあちゃんのことを考えたり、優しいレシピに心がほっこりしたり。

実家にいる時には、自分の祖母と一緒に時間を過ごすことが多い私は
勝手に東京におばあちゃんができたような気がして買い物に行くたびに
ほっとします。
行きつけのお店の重要性を新たに感じました。


教えてもらった野菜の使い方とレシピ集
お店に行くたびに増えていきます








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