ブルーの伝言
期末レポートがようやく終わり私の夏休みがスタートしました。
大学3年の夏休み
周りがバイトやインターンに走る中、私は早々と東京から逃げてしまいました。
大学の受付のアルバイトは10月までシフトを申請していない…。
ただでさえ貧乏なのに…
さらに貧乏な道へと突き進もうとする私なのです。
しかし私にとって
夏休み=授業から解放されて長期で旅できる期間
なのです。
バイトしてお金貯める期間は授業期間という認識笑
奨学金に甘え、今回も逃げに逃げた私は
とうとう離島まで来てしまいました。
現在島根県隠岐郡海士町に来ております。
そしてなぜか私はここのお宿で働いております。
もう本当にここにくるまでが魔女の宅急便か!とでも言いたいくらいの土壇場。
おとといの夜まで今日ここに到着できていると思っていませんでした、はい。
東京から隠岐へ向かう最も近いであろう駅の米子駅までの夜行バスをとった7月5日。
しかしご予約確定になっておらず…。
それに気づいたのが出発前日。
夜行バスが取れているのか取れていないのか朝になって問い合わせないとわからないという一か八かの賭け状態に。
取れていないと覚悟し飛行機やらバスの取り直しやらを調べてましたがなにせ直前なので値段が高すぎる。
結局一番安い青春18きっぷで行くかあ…と東京から島根までの道中の友達に連絡しまくってしまいました。
その次の日の朝、バス会社に問い合わせたところなんと取れていたとのこと。
よって朝からバイトに行き、そのまま高速バスへ直行し今に至ります。
キキのように詰められるものを無心で片っ端からバックパックに全部詰めまくり新宿バスタからバスに乗ること13時間。
降ろされたのは鳥取の米子駅。
どこー?
水木しげる出身のこの地は鬼太郎が至る所におります。
そんな鬼太郎列車こと、2両編成の超ローカル線に乗り込みました。
そこからもながーーい。
バスを2つ乗り継ぎフェリーに乗りやっと今のお宿のある中之島へ。
フェリーに至っては出発の5分前に船着場に到着。
乗り方がわからず乗務員さんらしき人を
「すみませーん」
と大声で呼び止めたところ
「右から走って!」
と言われ
私のために全フェリーのお客様に待ってもらう始末。
散々ですね、はい。
そうして到着した海士町。
到着後お宿までの行き方もわからず観光案内所にお世話になりバスがあることが判明。
そうしてあと10分で出発というバスに乗り込みお宿に到着しました。
お宿は1日5時間ほど働く代わりに1泊500円で泊まれることができ、朝夕ごはん付きというかなりお得なところです。
「ここ使ってー」
とおそのさんのようにおかみさんに案内された離れのお部屋に今おります。
猫もおります。
人生何があるか本当にわからんですね。
とりあえず気が済むまでこちらにお邪魔していようと思います。
感謝を忘れずに、失礼のないように。
追記
お宿にはカウンターとお座席どちらもあるごはん屋さんが併設されており、今日はそこで働いていました。
全員目上の方であるお客様に「まじか!」と言ってしまい
「それを言うならまじですか!」とご指摘を受けました。
カジュアルなトークをしつつ失礼のない言葉を使う難しさに気づく私です。
それにしても自分の無礼が恐ろしい…。
そんなところも含めてまるっと受け入れてくださるみなさまの温かさに包まれております。