紀行note 書写山円教寺 白山権現 (兵庫県姫路市)それから...ヘビ
おはようございます。兵庫県姫路市にある書写山円教寺の参詣記のつづきです。
摩尼殿、大講堂、開山堂を巡り、最後に白山権現をお参りして書写山を下りようと決めました。
境内図によれば大講堂の右手の道を少し進むと右手に白山権現への道がある。
いざ歩いてみると、白山権現への道を示す道標がありました。が、その道は。。。
円教寺境内の道は整備されていますが、ここはどうみても山道。
白山権現は標高371mの書写山の山頂部に鎮座している。性空が庵を結んだ場所とされ、性空入山以前にスサノオが祀られていたともいう。
書写山の名も「スサノオ」の「スサ」が転化したものと伝わる。
今回の姫路の旅では訪れなかったが、書写山円教寺の東には牛頭天王(スサノオ)を祀る廣峯神社がある。この界隈スサノオゆかりの地なのだろうか。
そんなことを思いながら山道へ歩を進める。
このところめっきりヒザが弱くなりまして、階段もいきおい不用意に登るとヒザに痛みが生じる。
ですから脳から身体へ「はい、これから階段をのぼりますよ、いいですか、せーの!」という司令を出さないとならない。
ここは緩やかな山道なので意外と難なく歩くことができた。これひとえに仏法のご加護かもしれません。南無南無…。
最初の道標から数分も登れば小屋が見えてきます。記憶は定かではありませんが、写真を撮っているので時間が分かります。
白山権現の手前に鳥居があり、その鳥居の先に石碑のようなものがある。
そこには「日天龍八王神」と刻まれている。仏法を守護する八大龍王と関係があるのかしら。詳しくは存じあげないのですが、龍神さまとお見受けします。合掌。
そして、白山権現さま。またの名を十一面堂。
摩尼殿、大講堂に続く円教寺の吉所。性空上人はここで六根清浄の行をつんで心眼を開いたとされる。
さきほどの日天龍八王神は白山権現の西に鎮座しています。白山権現の東側にも日天龍八王神の石碑が建ちます。こちらのほうが古いように思われる。
この時、白山権現の裏手にちょっと整地された場所があり、いま歩いてきた山道とは別の道らしい、もうすこし広く歩きやすそうな道があることに気が付きました。
この記事の投稿にあたり国土地理院の地図を見て知ったのですが、大講堂の裏手から大きく迂回するように白山の峯の北側を廻り白山権現へ向かう道がある。これか❗
唐崎夜雨が通ったのは赤い点線で記します。大講堂裏手から塔頭仙岳院へ行く前に右手の山道を入り、書写山の山頂部の南側を歩いています。
白山権現は南面して建っているので地図の黒い傍線のように北側から訪問していないことは確実です。
また大講堂から白山権現への道がそれほど急な登りではなかったのに対して、白山権現から摩尼殿への道が険しいことは等高線の状態から分かります。
しかしそれは、今しがた知ったことで当時は何も分かっていない。
それでは白山権現に別れを告げて摩尼殿方面へ降りて参りましょう。
こんな道です。
標高差は上から撮るよりも下から撮るほうが分かりやすい。降りてからちょいと振り返って撮影してみましょう。
山登りは下る方がキツイですね。先ほども言いましたが、ヒザがヤバいことになります。結果として問題はありませんでしたが、木の根道や岩場を降りるようなものでした。雨でも降って濡れていたら大変なことです。
むしろこうゆうほうが楽しいという面もありますよね。
白山権現から摩尼殿まで15分くらいでしょうか。転んだり尻餅ついたりすることなくたどり着きました。これもひとえに、南無南無…。
いまいちど素敵な摩尼殿をながめて円教寺をあとにしました。
話が変わりますが、円教寺の境内でヘビに遭遇しました。
苦手な人は御免なさい。下の方に写真もあるのでご注意ください。黒いシマヘビかな。あまりへび慣れしていないので種類は知らない。
よく神社仏閣で出会う虫や動物は神仏からの歓迎のサインであると耳にしたことがあります。
最近も鎌倉の八幡さまや江の島の弁天さまでリスを目撃したし(あの辺にはタイワンリスがおおいんだよね)、
奈良へ行ったときも鹿を見かけましたし(たぶん誰でも目にするよ)、
境内をてふてふが飛び回っているとホッとしたりします(花の時期に行けば割と見かけるのでは)。
ヘビは脱皮をするところから復活再生の兆しで、弁天様のお使いとされているので、出会えばドキっとするけれども佳き兆しの現われかもしれません。と思うことにします。
そういえば来年は巳年ですね。
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