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辻愛沙子さんの「私たちの解放区」に行ったら、自分の心とからだがラクになった。


渋谷駅から歩いて10分ほどの隠れ家カフェJINNAN HOUSEのギャラリーでクリエイティブディレクターの辻愛沙子さんの「私たちの解放区」が開催されていたので、行ってきました。

ギャラリーの入り口には目立つ「私たちの解放区」のビジュアル。
赤く残る下着の跡は、女性なら一度はあるのではないでしょうか?

女性の求められる窮屈な社会的役割や風習や文化など、あらゆることからの解放を、窮屈な下着から解放されることで表現。
体感として納得。

この展示会は「Ladyknows」という女性の健康・社会課題に焦点を当てているプロジェクトのこと。
Twitterで知った当日にすぐ行きました!


特に心に残ったのは、
イラストレーターのマニさん作「美しさは人の数だけ」↓
自身が容姿コンプレックスを持っていた経験から、
ルッキズム(外見がその人間の価値を測るのに一番重要だという思想)に悩まされていたので非常に興味がありました。


この作品は白雪姫をオマージュした漫画。
お妃様が魔法の鏡に「この世で一番美しいのは誰か?」尋ねると、白雪姫だけでなく、お妃様を含めていろんな女性のそれぞれ美しいと回答したことで、お妃様も満足し白雪姫を殺すこともしなくなるという話。

昨今、少しずつ美しさも多様化されていて生きやすくなっています。
それでもまだ「透明感のある白い肌」「若い」「女性らしい曲線美」「足が細い」など、画一的で固定観念の美は根深く残っています。

そこに当てはまらないことが多く
無意識に、その乖離に卑下して悩まされることも未だにあります。

この漫画のように、人の数だけ綺麗があってもいいという価値観になれば世間の女性らしさに縛られず、自分が綺麗と思うメイクやファッションを選択し、自分らしい言動、生き方にもつながると思いました。

世間からのジャッジではなく、
自分の心と体がどう感じるか、どうしたいかで決めていい。
そう思うと今の自分の心とからだがラクになりました。

それはSRHRにもつながることだと思っています。
※英語のSexual and Reproductive Health and Rights。
頭文字をとって、「SRHR」。「性と生殖に関する健康と権利」。

自分が結婚するか、しないか、子供を持つか持たないか、周りのためでもなく自分が決める権利がある。

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