【夏特集第二弾:台湾でアイスクリームの歴史を振り返ろう】
台湾の夏と言ったら、「マンゴーかき氷」が思い浮かぶと思います。ですが、実はマンゴーかき氷だけではなく、たくさんの台湾でしか食べられないアイスが存在するのです。その一つ一つは台湾の文化を表現していたり、その安さが台湾人の優しさを表していたり、「氷」一つから台湾らしさを見つけ出せるのです。今から、台湾の「氷」の世界を覗いてみましょう!
吧噗冰(バープービン)
60年代の台湾では、よく自転車に乗ってラッパを「吧噗(バーブー)吧噗(バーブー)」鳴らすアイス売りのおじちゃんがいました。その音が聞こえると子供達は一目散に家を飛び出しアイスを買いに行くのです。これが台湾人の懐かしい味の一つです。そのアイスにはタピオカ粉が入っており、ねっとりとクリーミーなのが特徴です。
清冰(チンビン)
実はチンビンは早期のかき氷です。製作方法は砂糖水を煮込み、砂糖水が冷めたところで酢参イソアミルと混ぜ合わせ、再度凍らせます。そして雪のようなかき氷状にして食べます。ほんのり香りと甘みが広がります。夏の味と言えばこの清冰(チンビン)です。
アイスキャンデー
吧噗、清冰以外にに台湾のアイスの代表と言えばアイスキャンディーです。作り方はとっても簡単で、砂糖水とフルーツなどを型の中に流し込んでアイスの棒をさして凍らせたら出来上がり。梅味、パッションフルーツ味、パイナップル味などがあり、さっぱりとした味わいは、台湾の懐かしく忘れられない味の一つです。